脱北者出身の韓国人夫婦が米国に亡命を申請したことが3日、明らかになった。
1997年に北朝鮮を脱出後、1999年に韓国に帰順したイ・ボック(58/仮名)、
イ・スニ(仮名)夫婦が今年6月末に米国当局に亡命を申請したとワシントンのある外
交関係者が述べた。
これまで北朝鮮を脱出した脱北者が第3国を経由して米国に亡命を申請したケースは
あったが、韓国入りし韓国で正式に韓国国民になった後、再び米国に亡命を申請したケ
ースはこれが初めてだ。
イさんは北朝鮮のミサイル技術者として知られ、昨年5月20日、米上院政府委員会
傘下の財政予算国際安保小委員会など2回にわたって米議会聴聞会に覆面で出席し、北
朝鮮のミサイル開発について証言している。
イ夫婦は今年6月、カナダ経由で米国入りし、夫のイさんは正式に米国入国ビザを発
給されたことがわかった。しかし妻のイさんはカナダからビザなしで密入国して逮捕さ
れ、一時ニューヨーク州シラキュース近郊に抑留されていたことがわかった。
妻のイさんは逮捕直後に夫と共に米国当局に亡命を申請し、今月2日に釈放されたという。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/07/04/20040704000000.html