◆ブルネイ・マレーシア領海問題早期解決を期待
ダトュック・スリ・ナジブ・トュン・ラザク・マレーシア副首相は、6月14日、ブルネイ・マレーシア間で
係争中の深海鉱区問題について早期解決を示唆した。
昨年初来、巨大深海鉱区2鉱区の探鉱がストップしている領海問題に関連して、マレーシア副首相
は、AFPに対し、ブルネイと長引いている二国間の交渉は現在も続いていると語った。
クアラルンプールで2日間の日程で開催されている「アジア石油・ガス・コンファレンス」の開会式後、
ナジブ副首相は、本件がまもなく解決されることを希望すると記者団に語った。早ければ早いほど
良いが、本件はデリケートな問題であり、二国間で集中して審議をする必要がある。
AFP電によれば、ブロックJ鉱区を含む係争中のエリアは、ブルネイの沖合い領海の凡そ半分に匹
敵する。また、このエリアは、ブルネイが石油依存型経済から脱却して経済の多様化を行おうとす
る計画にとって非常に重要である、と。
ナジブ副首相は、アジアの産油国は、リーズナブルなコストでエネルギーが確保できることが大事
であると強調した。
また、同副首相は、記者団に対して、「マレーシアは、他のアジア諸国が大量の石油備蓄を行って
いるが、それに参加する計画はない。何故ならば、それ程大量の供給ができないからであり、また、
備蓄には巨大な資金が必要であり、今そのようなことをする計画はない。」と語った。
備蓄の問題は、最近マニラで開催された第21回アセアン・エネルギー閣僚会議(AMEM)で提起された。
先週ニュー・ストレイト・タイムズ紙が、「マレーシアは、米国石油会社マーフィー・オイル・コープ社に
よって発見された鉱区で、今回はサバ州沖合いのカカプ油田を再度掘削する。マーフィー・オイル・
コープ社は、サバ州沖合いで石油・ガスを発見し、カカプ油田深海鉱区には十分な埋蔵量があること
を確認している。」と報じた。
http://www.jbfa.or.jp/news_date/2004061503news.html 依頼:
http://news17.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1086087101/436さん