国立病院など韓国の公共医療分野の水準が、投資不足などにより低下を続けていることが分かった。
3日保健福祉部によると、韓国は2000年現在、国立病院など公共医療機関の病床数が全体に占める
割合が15.2%となり、経済協力開発機構(OECD)加盟国30カ国で最下位となった。
96%の英国がもっとも高く、次にフランス(65%)、ドイツ(46%)などが後に続いた。
民間部門が医療分野をリードする米国も33.2%に達した。
特に、韓国の公共医療の割合は1960年の63.7%だったが、1970年43.3%、
80年31.5%と下がり続け、90年代には10%台にとどまっていることが分かった。
また、国立病院などの外来患者の割合は1987年の22.9%から昨年には5.5%に
まで急減し、ほとんどの患者が民間病院を利用しているのが分かった。
保健福祉部の某関係者は「過去、最新の装備と最高水準の医療陣を誇っていた
国立医療院が今や、時代遅れの病院に転落した」とし、「米国国立保健院などは
年間38兆ウォンを疾病の研究や管理に投資しているが、韓国疾病管理本部の
昨年度予算は550億ウォンにとどまった」と指摘した。
ソース:
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/02/20040602000053.html