北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中について、中国共産党は21日、正式に発表した。
胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席(党総書記)との会談で金総書記は、核問題をめぐる6者協議につい
て「積極的に参加し、進展へ貢献する」と表明した。同協議について金総書記の直接発言が公になった
のは初めてで、北朝鮮は日米韓ロを交えた枠組みで核問題の解決の道を探ることを中国側に約束した。
昨年3月に胡錦涛指導部が発足してから初の両首脳の顔合わせになった。金総書記は「都合の良い
時期」の訪朝を要請し、胡主席は受け入れた。核問題などでぎくしゃくした近年の中朝関係を微調整し、
伝統的な友好関係を演出した形だ。
中国国営の新華社通信が報じた共産党中央対外連絡部の発表によると、両首脳は核問題について
「対話を通じた平和解決」で合意し、「朝鮮半島の非核化」を目指す姿勢を表明した。さらに金総書記は
「朝鮮側は積極的に6者協議のプロセスに参加し、協議が進展するよう貢献する」と述べた。
(中略)
消息筋によると、主な援助は食糧という。今回の訪中前に12万トンの供与が約束されており、訪中時
に新たに8万トンが約束された。中国は01年9月、江沢民(チアン・ツォーミン)国家主席(当時)が訪朝し
た際も、食糧20万トンとディーゼル油3万トンの無償供与を表明している。
金氏の訪中は、総書記就任後では、いずれも非公式訪問で、00年、01年に続き3回目。
(下記ソースより一部引用)
http://www.asahi.com/international/update/0421/011.html http://www.asahi.com/