中国の電力供給制限、3省除き全土に 工業活況で需要増
中国の電力部門などによると、今年1〜3月に電力供給制限を実施した地域は、新疆
ウイグル自治区、海南省、東北地区3省を除く全国に及んだ。今年の電力不足は3千万
キロワットに達するとみられていて、日本の関西電力の発電能力にほぼ相当する。電力
不足は今年がピークで、来年以降は新たな発電所の増強でいくぶん緩和される見通し。
1〜3月の電力消費量は約4800億キロワット時で、前年同期に比べ16.4%も増えた。
工業生産の伸びが主な原因で、中でも鉄鋼、アルミなど電力多消費型産業の活況が
影響している。上海周辺など沿海地域では需要急増による電力不足が発生しているほか、
内陸部では水不足により発電量が前年より6〜8割も落ち込む水力発電所が続出した。
各地域とも工場の休日を振り替え、電力消費のピークを抑える措置をとるなどの対応策を
とっている。
ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/business/update/0410/013.html