ベトナムが「終息宣言」 鳥インフルエンザ
ベトナム農業・地方開発省は30日、全国レベルで高病原性鳥インフルエンザの終息を
宣言した。だが今月15日に鳥インフルエンザによる16人目の死者が出たばかりであること
などから、国際機関の専門家らは「宣言は時期尚早」と警告している。
ベトナムでは、1月半ばに鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の人への感染が確認され、
これまで23人が感染、うち16人が死亡した。家禽(かきん)への感染は64省・直轄市の
うち9割近くに当たる57省・市で確認、同国の家禽の約15%に当たる3800万羽以上が
処分された。
同省は2月26日以来、新たな家禽感染がないことが終息宣言に踏み切った理由と
している。だが16人目の死者となった少年の感染源は「確認できていない」とするにとどまって
いる。
ソース:共同通信
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