【尖閣諸島】日本大使館前で100人抗議 「不法拘留」非難[03/24]

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28<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
靖国落書き事件で有罪の男性 中国で「英雄」扱い 政府、日本側に善処要求

【北京11日=伊藤正】 今年八月、靖国神社のこま犬銅像の石の台座に「死ね」とカラースプレーで書くなどし、
器物損壊罪で有罪判決を受けた在日中国人が、中国で「英雄」扱いされ、本人も「中国人の面子を守った」と
胸を張っている。インターネット・サイトには、不当判決との非難が殺到、中国外務省も判決を遺憾とし、日本側
に善処を要求した。

 この中国人は、東京都在住の会社員、馮錦被告(三一)。小泉純一郎首相が八月十三日、靖国神社を参拝し
たことに憤り、翌十四日夜、単身で神社に行き犯行に及んだ。逮捕された馮被告に対して、中国人社会ではそ
の勇気をたたえる声が高まった。人民日報のホームページでは、馮被告の行動を支持ないし理解する人が91%
に上った。

 中国政府は事態を重視、外交ルートで日本側に寛大な措置を求めてきたが、東京地裁は今月十日、馮被告
対して懲役十月、執行猶予三年の判決を言い渡した。これが伝わると、ネット上には対日抗議のメールが殺到。
中国外務省は、同夜、「遺憾」とする章啓月報道官の談話を発表した。

 章報道官は十一日の定例会見で、「公共の場所で宗教施設へのペンキ噴霧は、中国でも犯罪になるのに、
なぜ遺憾なのか」との産経新聞の質問に対し「事件には特殊な政治的背景があり、単純な刑事事件ではない」
と説明。日本側が「公正かつ合理的に処理するよう望む」と述べた。

 中国側の主張には、党の支配下にある自国の司法制度と日本の独立した制度を同一視し、過去の幾つか
の中国がらみの裁判同様、この判決も日本政府の「差し金」として批判する傾向があるようだ。
 中国では一九九八年、天安門の毛沢東の肖像画にペンキを投げつけた労働者に長期の懲役判決が出た
ことがある。

産経新聞 平成13年12月12日付け紙面より