中国の第10期全国人民代表大会(全人代)第2回会議が5日から北京で開催され、
温家宝首相が冒頭、就任後初の政府活動報告で1年間の道筋を示す。
これに先立つ3日には、人民政治協商会議が開幕。全国各地の代表らが続々北京入りしており、
中国は「両会」(2大会議)と呼ばれる年1回の政治の季節に入った。
昨年3月の全人代で就任した胡錦濤国家主席らにとって初の舞台。
台湾の総統選挙と住民投票を20日に控えて「台湾独立反対」を鮮明にし、
陳水編総統に圧力を掛ける場にもなりそうだ。
焦点となるのは憲法改正問題。
共産党は昨年末の全人代常務委員会で、私有財産保護の明確化のほか、
江沢民中央軍事委員会主席が提唱し、
胡主席らも指導理念とする「3つの代表」などを憲法に明記するよう求めた改正案を提出。
5日からの全人代で討議され、採択される見通しだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000414-jij-int