偽造の国際運転免許証で運転している外国籍の県内在住者が複数いることが十三日、
関係者の証言で分かった。二〇〇二年の道路交通法改正により、外国籍住民が運転
免許証を更新しにくくなったほか、言葉や費用の問題で、日本での免許証取得が難しい
ことが要因とみられる。偽造の国際運転免許証の「発行」を有料で取り次ぐ人物が県内
各地におり、全国で同様のケースが多発している可能性もある。
偽造の国際運転免許証で運転している外国籍者の中には、運転経験のなかった人がい
る。関係者からは、安全面からも、偽造免許証の流通を問題視する声が出ている。
県内在住のタイ国籍男性は、偽造の国際運転免許証を、県内の知人から二万円で購入
した。自分の顔写真と現金を渡すと、約二週間で出来上がったという。本国発行のスタン
プ印などがあり、見た目は実物とほとんど変わらない。
東南アジア国籍の三十代男性も、写真と現金三万円を別の知人に渡して手に入れたという。
二人とも詳しい作成方法、入手経過は「知らない」と言うが、偽造を仲介する人物は県内に
複数おり、「知人の多くが、同じように手に入れて運転している」(三十代男性)と打ち明ける。
詳しくは
http://www.shinmai.co.jp/news/2004/02/14/010.htm 信濃毎日新聞
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