北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で米首席代表を務めるケリー国務次官補(東アジア・
太平洋担当)は13日、核開発問題の発端となったウラン型核開発について「北朝鮮の目
標は年間、核2個以上に相当する兵器級ウランの生産工場(の建設)だった」と言明した。
ウラン型核開発の規模に関する米国の分析内容を初めて明らかにした。
次官補は「時宜を得た行動に対する強い確約が必要だと(協議本番で)提起したい」と述べ、
ウラン型核計画を含めたすべての核開発に関する全面情報開示と計画の完全放棄を強く
求めていく交渉姿勢を表明した。
ウラン型核計画については、これまで規模が分かっておらず、次官補が25日からの協議を
前に、同計画の「深刻」な実態を明らかにし、北朝鮮側に明確な態度表明を迫ったとも言えそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000072-kyodo-int