「田中均外務審議官を交渉から外してほしい」「経済制裁の発動を」。
拉致被害者家族会と支援の「救う会」のメンバーは16日夕、外務省の藪中三十二アジア大洋州局長から
今回の日朝協議について説明を受けた後、都内で記者会見。田中外務審議官を批判し、
今後の日朝協議について厳しい注文をぶつけた。
会見の冒頭、家族会の横田滋代表(71)は「北朝鮮の主張は従来と変わらず大きく失望させられた」
「私たちが強く不信感を持っている田中審議官を日朝交渉の担当から外していただきたい」とする
見解を読み上げた。
横田代表はさらに「政府間交渉を続けていくことを確認できたのはよかったが、日朝間の隔たりは大きい。
一日も早く制裁を発動して解決を図るしかない」と述べ、経済制裁の実施を強く求めた。
地村保志さん(48)の父、保さん(77)は「日本から仕掛けて強い態度で出てほしい」と
藪中局長に求めたことを明らかにした。
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