裁判所は、バンコク都内サミティウェート病院で出産した女性が手術中に死亡した事件で、
損害賠償を求められていた病院と担当の医師2人に過失がなかったとする判決を言い渡した。
女性の夫によると、麻酔医による注射の間、婦人科医が羊水を抜き取っていたが、2人の医師
は女性を分娩室に残したまま部屋を出てしまった。その間に女性の容体が急変し死亡したと主
張している。夫は病院と2人の医師に6億9500万バーツの賠償と病院長の連帯責任を求めていた。
これに対して病院側は、「女性の死は羊水が片方の肺の血管に詰まったのが原因。ただ麻酔医
の注射のためではない」と主張していた。判決では病院側の主張を全面的に支持するものとなった。
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