インドネシアの鳥インフルエンザ、感染隠し疑い強まる
【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシアで鳥インフルエンザが確認された問題で、
同国政府が設置した「鳥伝染病対策委員会」の委員は31日、本紙に対し、国内で
昨年8月以降大量死している鶏の細胞のデオキシリボ核酸(DNA)鑑定を行った
ところ、香港やタイで死者を出しているH5N1型の鳥インフルエンザを昨年12月
初旬の時点で検出し、政府もこの事実を把握したのに公表を控えていたことを
明らかにした。
インドネシア政府は最近まで鳥インフルエンザの発生を否定し続け、1月25日に
一転して発生の事実を認めたが、型式については「検査結果が出ておらず不明」と
主張していた。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040201i401.htm