英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は21日、北朝鮮の兵器
開発を分析した報告書を公表した。「少数の核兵器製造に必要なプルトニウムを
保有している」と指摘。記者会見したチップマン所長は「05年中に、最大で
原爆8発分のプルトニウムを確保する可能性がある」と述べた。
同所長によると、北朝鮮は92年までに取り出した使用済み燃料から、原爆
1、2発分に相当するプルトニウムを回収。さらに貯蔵されている使用済み
燃料を使い、原爆2〜5発分のプルトニウムを入手したとみられる。昨年、
運転を再開したとされる原子炉からは1年に原爆1発分のプルトニウムが
抽出されると考えられ、来年までに原爆4〜8発分の核物質が蓄えられる
計算になる。報告書は「北朝鮮が核兵器を持っているか否か明言できないが
保有していないと結論するのも不可能だ」とした。
記者会見では「プルトニウム利用型の原爆開発に必要な高度技術をすでに
獲得したかどうか、確認は難しい」と述べた。94年の米朝合意で核開発を
制限された結果、化学兵器の開発に力を入れるようになったのではないか、
と推測。化学兵器が実際に戦力の一部として配備されている可能性がある、
と強調した。また、北朝鮮が中東などへ売り込むミサイルや同技術は減少
傾向にある、と指摘した。
引用
http://www.asahi.com/international/update/0121/013.html 関連スレ
【核開発?】「プルトニウム」を見せられた 訪朝の元研究所長が証言
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1074696043/l50