24年前、大阪の中華料理店の店員が北朝鮮の工作員に拉致された事件で、
この店の経営者が拉致に関わったとして、大阪の府議会議員らから刑事告発されました。
告発したのは、大阪府議会や大阪市議会の議員らです。
告発状によると、1980年、大阪市天王寺区の中華料理店で働いていた原敕晁さん(当時43)が、
北朝鮮の辛光洙元工作員(74)によって、宮崎県の青島海岸から北朝鮮に拉致された際、
原さんが働いていた店の経営者の72歳の男性も拉致に関わった疑いがあるとしています。大阪府警はこの告発を受理しました。告発された男性はこれまでの取材に対し、「私は知らない。当時いろいろな新聞社が来て聞かれたが、私は何も分からない」と話していました。
告発したメンバーは、辛光洙元工作員が死刑判決を受けた韓国での裁判の中で、
この経営者の男性が拉致に関わった証拠があるとして、刑事告発に踏み切ったと話しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040120-00000008-abc-l27