金総書記、内実を吐露…前米国務長官が回顧録
「米国との関係改善をめぐり、軍部は真っ二つに割れている」「ここにも私と異なる意見
を持つ人がいる」――。オルブライト前米国務長官がこのほど出版した回顧録「マダム・
セクレタリー」で、前長官が北朝鮮を訪問した際の金正日総書記の詳しい発言内容が明
らかになった。
金総書記は深刻な経済難にもかかわらず、「伝統」保持のために開放に踏み切れない
事情や、軍や政府内に総書記の方針への反対意見があることを率直に吐露していた。
前長官は2000年10月に訪朝。金総書記と2日間にわたり、会談した。
回顧録によると、金総書記は、在韓米軍が冷戦後、地域安定化の役割を果たしている
と評価。一方で「米国ほど反対者の数は多くはないが、私と異なる意見を持つ人はここに
もいる。米軍は出ていくべきだと考える人がまだいる」と語った。さらに、対米関係改善を
めぐって軍部の意見が割れているほか、外務省内にすら、米国と対話するとした金総書
記の決定に反対する人々がいると明かし、解決は米国との関係正常化にかかっていると
強調した。
(下記ソースより一部引用)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031003it11.htm http://www.yomiuri.co.jp/