■■日韓摩擦の黒幕は統一協会■■ 第三部

歴史教科書をつくる会の声明(その３）

　以上の状況から、このほど明らかになった教科書採択の結果は、正常な判断に基づく
理性的な採択の表われとはとうてい考えることができない。
「新しい歴史教科書をつくる会」は今回の歴史・公民教科書の採択結果をいったん
白紙にもどし、再審議させることを、自由と民主主義の名において要求する。

　もし文部科学省がそれを肯じることなく、黙殺するなら、暴力を許さない自由で
民主主義的な社会の名に反することになり、暴力の下に行われた教科書採択を既成事実
としてなし崩し的に認める正当な理由について、文部科学大臣に納得のいく
申し開きの説明を求めたい。

　なお、当声明文とほぼ同文の要請文を本日、行われた暴力の証拠を添えて文部科学省\\
に
提出し、採択のやり直しへ向け大臣の一大決意を要請することをここに申し添える。

　末筆になるが、われわれの運動を理解し、誠実一途の協力を惜しまなかった全国の
数え切れぬほどの多くの方々に心から感謝申し上げる。

　　　８月１６日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しい歴史教科書をつくる会会長
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西尾幹二