仁徳天皇陵はなぜ発掘調査しないのか?

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619名無しさん@お腹いっぱい。
陵墓の見学許可指針を公開 宮内庁

宮内庁が立ち入り禁止にしている古代の天皇、皇后、皇族の陵墓古墳について、
例外的に見学を許可する場合の指針が明らかになった。見学場所は古墳の外周部に
限られ、見学者の資格にも厳しい制限がついている。
考古学者らは「古墳時代の研究を妨げている」と長年、陵墓古墳の公開を要求してきた。
宮内庁は79年2月1日、「古代高塚式陵墓の見学の取扱(とりあつかい)方針に
ついて」という指針を定め、見学規定が盛り込まれていた。それによると、立ち入り
できる範囲は古墳の堤防とその他の外周部▽見学できる人は大学や教育委員会、研究団体
などに属する研究者か、書陵部長が適当と認める者 ▽見学の日時、場所などの実施方法は
書陵部長が定める、としている。
陵墓への立ち入りを禁止する理由は「陵墓は、皇室において祭祀(さいし)が継続して
行われており、皇室と国民の追慕尊崇の対象となっているので、静安と尊厳の保持が
最も重要なことである」としている。

◇陵墓◇
歴代天皇、皇后、皇族の墓を指す。宮内庁が「古代高塚式陵墓」と呼ぶ古墳は、陵墓の
可能性がある参考地などを含め約240基にのぼる。古事記、日本書紀、延喜式などを
もとに多くが江戸、明治期に決められ、その指定が今も生きている。指定の根拠が
乏しい陵墓が多数ある一方、指定されていない奈良県橿原市の植山古墳は昨年、発掘調査で
推古天皇が葬られていた可能性が強まった。このように、一般の古墳が調査によって
陵墓ではないかと指摘されることもある。

ソース:朝日新聞 http://www.asahi.com/culture/update/0713/002.html