新作ディズニー映画に日本アニメの盗作疑惑Part.4

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236やだな
 http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/single/KINEJUN.html
 それは「ライオンキング」事件がきっかけだ。あの作品は日本人なら誰だって手塚治虫の「ジャングル大帝だ」と言うほど似ている。どう見ても言い逃れのしようがない。原作はジャングル大帝と言うしかない。僕はそれ自体全く問題がないと思う。原作ものだって、原作以上におもしろい作品は山ほどある。だいたいクリエイティブという作業自体、結局は今までの作品や手法を組み合わせることなのだから、良い部分はむしろ積極的にパクるべきだと考えている。それこそが文化の発展を促すのだ。
 が、僕が問題にしたいのは、ディズニープロがそのことを全面否定していることである。あそこまで似ているのにだ。別に問題はない筈だ。ディズニーの担当一人が日本に来て、原作権をとればいいだけなのだから。日本側がそれを断るとも思えない。なぜそれをしないのか? 答えはただ一つ。ディズニープロは日本のアニメなんか「作品」とは思ってないからだ。ただの「材料」なのだ。
 先ほど説明したジャパニメーションを思い出してほしい。自分が本当におもしろいと思う一つの完成された作品をズタズタに編集して作りなおす、ということができるはずがない。彼らは日本のアニメなんて「作品」とも思ってなかった。単にアメリカの子ども番組をつくるための映像「素材」にすぎなかったのだ。だから放送コードだの言葉だのと言う不可抗力の部分と全く無関係の部分であっても、オリジナルを尊重してなんて夢にも考えなかった。チョキチョキ切り刻んで、自分たちの名前だけをクレジットしたのだ。