【怒】なぜニクコップンを全面禁止にしない!?【怒】

このエントリーをはてなブックマークに追加
258名無しさん
9/24朝日新聞・朝刊くらし欄『肉骨粉なぜ使う』
---------------------------------------------------------
「これが肉骨粉です。」大手飼料メーカー「日本配合飼料」(横浜市)の福田勉・飼料生産部長が
袋をあけて見せてくれた。ペットや金魚のえさに似たにおいが漂った。
---できたては香ばしい天かすの味がするという。(写真つき)-----
(中略)
草食動物の牛は本来、体内で必要な栄養素をつくるが、
「乳牛からは1日30〜40リットルのミルクを取るので、何らかの方法でたんぱく質を
大量に補う必要がある」と農水省の関連団体の畜産草地研究所は説明する。
(中略)
日本の牛は、主に大豆かすと魚粉をたんぱく源にしてきた。だが、90年代以降、魚粉原料の
近海イワシがほとんど取れなくなり、価格が高騰。約半値の肉骨粉に切りかえる農家が少しずつ増えた。
輸入品はもっと安く、円高の時期、魚粉の3分の1の値になった。皮肉なことに、欧米で狂牛病が蔓延し始めた時期と重なる。
(中略)
肉骨粉は輸入が3割を占める。英国産は96年に輸入禁止になり、現在は豪州やニュージーランドからのものが多い。
(中略)
畜産の現場や飼料業界には、「肉骨粉離れ」が確実に広がっている。
北海道東部の肉骨粉製造工場。敷地には、袋詰めされた肉骨粉が100トン以上、野積みにされている。
千葉県で疑惑が発覚した10日から、取引先の飼料工場が注文を次々にキャンセルしてきたのだ。
この工場は肉骨粉の原料を1日約60トン仕入れている。製造をやめれば、牛の内臓や骨がたまっていく。
「作り続けるしかない」と所長は言う。
千葉県は22日、県内すべての家畜に肉骨粉を使わないよう指導することに決めた。
一方、レンダリング業者などでつくる日本畜産副産物協会(港区)は、25日に緊急理事会を開き、今後の対応を話し合う。肉骨粉の売上総額は推計約300億円。零細企業が多い。「国が肉骨粉をやめるというなら補償が必要だ」という。
---------------------------------------------------------
肉骨粉製造に関与する業者も、「肉骨粉製造禁止、家畜への使用全面禁止」をすでに観念している面もあることがうかがえる。

補償の問題はそうたやすくはないことは間違いないだろうし、
Vetさんのいうように「肉骨粉製造業者」よりも「へい獣処理業者」についての方が問題なのかもしれないが、
たとえこれらが部落解放問題などとリンクする問題だとしても、
それを理由に「思考停止」に陥ってはならないと思う。

http://www2.tky.3web.ne.jp/~norin/chikusan.html
このページを読んでみても、やはりこの際根本から問題点を解きほぐして解決する努力をしないと、
肉骨粉はいつまでも使われ続けることになってしまうと思う。