55 :
アサ芸その1:
鬼怒川転落死事件
「身代わりホテルマン」実母が慟哭告白
「10万円送ってきただけの男は許せない!」
みずからの危険を顧みず、人命救助を行ったホテルマンが亡く
なった。しかし、事故原因となった男性は10万円を遺族に送り
つけただけで、あとは弁護士任せという無責任な態度に終始して
いるという。突然、最愛の息子を失ったやり場のない怒りを、実
母が涙ながらに語った――。
悲劇が起きたのは6月23日の午後1時ごろ。栃木県栗山村の
女夫淵温泉に休養で来ていたホテル従業員・岡田真幸さん(25)
が、鬼怒川沿いにある露天風呂の立ち入り禁止区域から戻れなく
なった入浴客を救出しようとして川に落下、死亡したのだ。
56 :
アサ芸その2:01/09/05 15:21 ID:KeyIpOw2
一緒に入浴客を助けに行った東谷功さんが証言する。
「露天風呂にいた2人の男女が立ち入り禁止区域に入って行って、
最初は男性が川に落ちたんです。その人は自力で上がったんです
が、今度は男性を助けに行った女性が、乗っている岩場から岸に
戻れなくなってしまったんです」
岡田さんが女性を下から押し、東谷さんとその男性がひっぱり
上げたのだが、女性が助かった直後に今度は岡田さんが川に転落
してしまった。
「すぐに飛び込んで1度は岡田さんをつかんだのですが、流れが
急だったため離れてしまったんです。そのあと、水中で2、3回
姿を確認しましたが、水面に浮き上がらずに見えなくなってしまっ
て‥‥」
川は数日前に降った雨の影響で増水していて、流れも相当急だっ
たという。約30分後に、40メートル下流で引き上げられた岡
田さんはすでに意識不明で、心臓マッサージなどの応急処置のか
いもなく亡くなったのだ――。
57 :
アサ芸その3:01/09/05 15:22 ID:KeyIpOw2
そして、事故の波紋は思わぬ方向に発展した。助けられた女性
が事故直後に行方をくらまし、男性・A氏のその後の対応が関係
者の間で大問題になったのだ。まず気になるのは、この男女の正
体である。
「事故直後、A氏は大手製薬会社に勤める44歳の既婚で、女性
は不倫関係にあるから逃げたのでは、との情報が出た。A氏は
『露天風呂でたまたま会った女性』と主張していましたが‥‥」
(社会部デスク)
この点に関して、先の東谷さんはこう話す。
「2人はぴったりと寄り添うようにいたし、お互いのそぶりから、
その場で知り合ったとは思えませんでした。どう見てもカップル
にしか見えませんでしたね」
58 :
アサ芸その4:01/09/05 15:23 ID:KeyIpOw2
事故当日の夜、A氏は急きょ駆けつけた岡田さんの両親に土下
座して謝罪した。両親はA氏に、「葬儀のあと、落ち着いたらま
た電話する」と話し、A氏も了承したという。しかし、6月27
日、29日にA氏に電話をすると、一方的に切られてしまったの
だ。しかも、7月5日には「今後連絡する場合は弁護士を通して
くれ」という趣旨の内容証明と、10万円の現金書留を送りつけ
てきたという。母親の恵美子さんが涙ながらに語る。
「Aさん本人が直接線香を上げに来ないなら意味がありません。
息子が浮かばれないですし、かわいそうです。困っている人がい
たら手助けをする、すごくまじめで優しい子でした。こんなふう
に育てたのは間違いなんでしょうか。(A氏は)『助けに来てと
言った覚えはない』というようなことも、あとで言ってきました。
彼みたいな人が普通に会社に行って、普通に食事をしているのに、
何で息子は亡くなったんですか! どこにこの苦しみを言ってい
いのか、わからないです」
59 :
アサ芸その5(おわり):01/09/05 15:23 ID:KeyIpOw2
さらに、7月25日に弁護士名で線香が送られてきたが、それ
以降、A氏側からの連絡はまったくないという。本誌はA氏側の
事情を確認しようと、担当弁護士に再三取材を申し入れたが、
「(担当弁護士は)海外に出張中で連絡が取れません」(弁護士
事務所担当者)
と返答するのみだった。
8月12日、栃木県警から岡田さんに災害給付金が支給される
ことが決まった。しかし、A氏と女性が名乗り出ないかぎり、岡
田さんが浮かばれることは決してないだろう。