内閣府調査】「漫画イラストも児童ポルノ規制対象に」約9割★54

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397くろいつみ ◆quRbRHQLJQ
>こっちの方は新強力効果モデルなどを拡大解釈できるんなら
>学説的支持を取り付けることは可能だし、

わたしは犯罪誘因説については、あまり詳しくないので、
ちょっと的外れのことを言ってしまうかもしれないことを、あらかじめ断っておます。

「新強力効果モデル」という新説では、その研究に国家レベルの莫大な研究コストを投入しない限り、
クラッパーの「限定効果論」は覆らないと思います。

まず、クラッパーの「限定効果論」は、
験者を集めた実験室の心理学実験と、歴史的な統計をふまえた検証の二段階を踏んでいます。

そして、その後、ジョンソン政権下で、ロックハートを座長に組織された「ワイセツとポルノに関する諮問委員会」の心理学者、
カチンスキーの論文では、
確かにポルノや暴力映画を見た後に暴力的な衝動が高まるなどの影響を認めたものの、
同様に、願望をフィクションによって発散するという「抑止効果」も見られるため、
実質的に、犯罪を引き起こす因子のない者が犯罪を決意する「直接的原因」ではなく、
犯罪を決意させる因子は、環境や遺伝などの、より複雑な背景が関わっており、
性表現や暴力表現が犯罪を直接的に引き起こしたり、発生件数を増加させることはない、と結論づけられています。

上述の研究の優越は、アメリカ政府の学術研究機関の信頼性にあります。
日本の大学などの研究室レベルの論文で、これに決定的な反証を加えことを期待するのは、
非現実的だと思います。