しつこいようだが、ついでに「クールジャパン」についても触れてみよう。ギロカクでも出ていたのだが、
>民間議員で「AKB48」プロデューサーの秋元康氏は
>「日本中の優秀なクリエーターにひと肌脱いでもらうべきだ」と指摘。
>アニメや芸術の関係者に、ポスターやキャッチコピーづくりに
>無報酬での協力を求めるよう提案した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000133-jij-pol これは完全に社会主義。秋元がそこまで馬鹿だとは思えないので、飼い殺しに来ているだけ。
こんなのに騙されてはいけない。
これが「クールアメリカ」だったらどうなるか。
売り込むためには優秀なクリエイターを囲うことが必要です。
しかしながらそれには沢山の「お金」が必要です。→じゃあ寄付を募りましょう。それを給料とします。
「かくかくしかじかの事業を行います。やるに値すると思われる方は、寄付を願います。」
「同時に、クリエイターも募集します。報酬は○○、相場の1.2倍です。」
この方法の問題点/利点は何か。
クールジャパン:
結局のところ、クリエイターにのみ無料奉仕を強要している。
そして、この結果、「無報酬でもクリエイターは動く」という前例が出来、相場は下がっていく。
あるいは、「名前を売るために赤字でも」というクリエイターが現れても同じ。
しかしそれは次の機会も他の誰かが行うのだけなのだから、こんな事をやっているとどんどん相場が下がるだけ。
(現在でも結構厳しいのに、これ以上下げるようなら本気で全員死んでしまう。)
クールアメリカ:
広く薄く協力(寄付)を募ることが可能。クリエイターが寄付したければ、
起用されたときに報酬と同額の寄付を行うなり、一部/全部の報酬辞退すれば良いだけ。
つまり、「賛同者をクリエイターのみに限らず、全国民から募れる」点が、大きく異なる。この点が上位互換。
そして、クリエイターには「実績」が付き、「相場は上がる」。一石二鳥。生活も守れる。