【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい36【in議論板】

このエントリーをはてなブックマークに追加
458朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 10:44:41.84 ID:BTB2MLJG
◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0709.htm

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(7日)首相がホワイトハウスでオバマ大統領と会談
★(8日)ヒズボラの拠点に関する情報を国防軍が公開
★(9日)外国人へのアパート貸しは「ユダヤ法違反」
****************************************************
2010年7月7日(水)
****************************************************
*ネタニヤフ首相が米ホワイトハウスでオバマ大統領と会談。「我々の関係は改善しつつある」と大統領。
入植地問題等での対立を避け、核不拡散条約へのイスラエルの加盟も要求しなかった。(Y,H,P)
(続く)
459朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 10:45:51.03 ID:BTB2MLJG
>>458より

*「イスラエルは理性的に振る舞う能力がない」とトルコのギュル大統領。ガザ行き船団の事件に関連して
「中東でのイスラエルの友好国は僅かなのに、トルコとの断交を求めている」と語った。(Y,H,P)

*ガザ戦争中にパレスチナ人女性に発砲、殺害したとして国防軍兵士が過失致死罪で起訴された。
目撃者の証言に食い違いがあるが、兵士は身の危険を感じて女性に発砲したと証言している。(Y,H,P)

*ガザ戦争の際、国防軍に「人間の盾」として使われたとガザ市民が証言。「銃を突きつけられ、
軍の前を進むよう言われた」。国防軍は「最高裁で棄却された訴えを蒸し返している」と事実を否定。(Y)

*入植地建設凍結の延長について政府内で意見が分裂。情報相は大きな区画だけ建設を再開、
外相は予定通り凍結解除を要求へ。(P)

*ガザ行き船団事件の影響を受け、多数のイスラエル人がトルコへの渡航をキャンセル。
トルコは4億ドル(約400億円)の損失。(P)

*シャリート兵士解放に向けた「自由のための行進」に、大臣として初めて行政サービス改善相が参加へ。
個人としての参加を強調。(Y)
(中略、続く)
460朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 10:46:55.66 ID:BTB2MLJG
>>459より

****************************************************
2010年7月8日(木)
****************************************************
*ネタニヤフ首相が米国でゲーツ国防長官らと会談。米国が中東での戦争抑止に努力することを再確認。
イラクから米軍が撤退後の脅威も話題に。その後首相は、国連の潘事務総長とも会談した。(Y,P)

*ポーランドの裁判所が、ドイツ旅券の不正取得容疑で逮捕されていた人物のドイツ送還を命令。
モサド工作員と見られている。(Y,H,P)

*レバノン南部のヒズボラ拠点の情報を国防軍が公開。拠点は160の村に広がり、一日で800発の
ロケット砲発射能力があるもよう。ヒズボラは2万人の兵士と4万発のロケット砲を保持している。(Y,P)

*パレスチナ人の3分の2が新たな戦火を望まないとの調査結果。ハマスは9月に期限切れとなる
停戦を延長すべきだとの回答もほぼ同数。しかし、イスラエルとの直接交渉には反対意見が約半数に。(Y,H)
(続く)
461朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 10:47:48.64 ID:BTB2MLJG
>>460より

*国連本部と国連人権委員会がガザ行き船団事件の調査をめぐり反目。それぞれ自らが主導する
独自の調査団を送ることを考えているが、いずれも調査団の団長もメンバーも決まっていない。(H,P)

*ヘブロンで巡回中に国防軍兵士が制服を着たまま音楽に合わせて踊る動画が公開され大問題に。
国防軍は関係者から事情を聞いた。再発防止のため、関係者に教育用ビデオ作製の宿題が課された。(Y)

*エルサレム国際映画祭への参加を女優のメグ・ライアンが中止へ。ガザ行き船団事件に伴う政治情勢が原因とみられる。(P)

*エジプトのムバラク大統領がフランス訪問中に医学的検査を受けていたことが判明。今年3月にも
ドイツの病院で手術を受けている。(P)

****************************************************
2010年7月9日(金)
****************************************************
*訪米中のネタニヤフ首相が「私が直接交渉すれば2011年中に和平合意は可能」と発言。
アッバス議長に交渉を呼び掛けた。(P,H,Y)

*シャリート兵士の解放を求め北部から始まったデモ行進は、エルサレムの独立公園に到着して終了。
難しい中東和平交渉とは別に、息子の解放だけを考えて欲しいと、母のアビバさんは訴えた。(P,H,Y)
(続く)
462朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 10:48:54.62 ID:BTB2MLJG
>>461より

*イスラエルのTVのインタビューに答え、オバマ大統領が「私がイスラム教徒と接触するのは、彼らのイスラエルに
対する敵意を和らげるため」と発言。自分はユダヤ人の味方だと強調した。(P,Y)

*7月4日に死去したヒズボラの霊的指導者ファドララ師を、英国のレバノン駐在大使が
「このような人物がもっと必要」などと称賛。CNN編集者も同師をネットで称賛したため免職になった。(P,H,Y)

*過激な環境団体グリーンピースの活動家が、石炭を積載した貨物船を乗っ取り逮捕された。
活動家らは、石炭の持ち込みで環境が破壊されるのを防ぐためのやむをえない作戦だったと説明。(P,H)

*外国人労働者や難民の増加で住環境が悪化するのを懸念するテルアビブの住民が、25人のラビの
賛同を得て外国人らにアパートを貸すのはユダヤ法違反だと発表。難民救援団体は懸念を表明した。(H,Y)

*イスラエル国家安全局が、国外にいる旅行者に身の安全に特に注意するよう呼び掛け。テロの具体的情報があるため。(P,H,Y)

*外国の大学によるイスラエルボイコット運動に賛成したイスラエルの大学教授を処罰する方針を、サアル教育相が再確認。(H,Y)
(以下略)
463朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:19:10.45 ID:BTB2MLJG
◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp
http://www.zion-jpn.or.jp/news/jb0713.htm

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(11日)ガザへ向けてリビアの支援船が航海中
★(12日)紀元前14世紀の碑文にエルサレム最古文字
★(13日)超正統派の改宗認定権独占法案が国会審議へ
****************************************************
2010年7月11日(日)
****************************************************
*リビアの支援船が2千トンの貨物と15人のボランティアを乗せガザへ向け航海中。「戦いが目的ではない」
と主催者。しかしバラク国防相は「不必要な挑発」としてガザ入港を許さない構え。(Y,H,P)
(続く)
464朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:20:46.38 ID:BTB2MLJG
>>463より

*イスラエルが国連へリビアの支援船を止めるよう要請。イスラエル国連大使が潘基文国連事務総長に直訴した。(Y,P)

*ネタニヤフ首相との会談数日後に、米オバマ大統領が自治政府のアッバス議長に直接交渉の
再開を呼び掛けていたことが判明。自治政府は国境問題などを懸念していたが米が交渉再開を強く要望。(Y,H,P)

*レバノン南部のヒズボラ軍事拠点の情報をイスラエルが公表したのは戦争の前兆だとして、
ヒズボラが警戒態勢。レバノン南部では最近、平和維持軍が住民に暴行を受ける事件も発生している。(Y,H,P)

*シャリート兵士の両親は、11日間の行進で行動を打ち切らず、息子の解放まで首相官邸前で
テント生活をすると宣言。(Y,P)

*ガザでテロ行為に関わる十代の大半が、国防軍の対テロ攻撃で親族の誰かひとりを亡くしていることが判明。
過去のトラウマと政治的不公平の経験によって敵意が芽生えると専門家は説明した。(P)

*10年間もイラン革命軍内部でCIAの工作員をしていた人物が「イランはイスラエルとヨーロッパ諸国、
湾岸諸国を同時に攻撃する最悪の自爆テロをする」と予言。米国の弱腰を厳しく非難した。(Y)

*国際社会からの非難で、イランが姦通罪の43歳の女性の石打ちによる死刑を中止。
だが他の方法による処刑の可能性も。(Y)
(続く)
465朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:21:33.63 ID:BTB2MLJG
>>464より

****************************************************
2010年7月12日(月)
****************************************************
*ガザへ向かうリビアの支援船に対し海軍は警戒状態。アシドド港へ向かうよう連絡を取り、従わなければ
強制措置へ。支援船を送ったのはリビアのカダフィ大佐の息子が代表をしている慈善団体。(Y,H,P)

*「パレスチナとの和平合意は1年以内に可能だが、安全保障対策のため実施にはかなりの時間がかかる」
とネタニヤフ首相。将来のパレスチナ国家の東側へイスラエル治安部隊の駐留を希望。(H,P,Y)

*ヒズボラがすでに将来の戦争へ向けて、イスラエル国内の標的のリストを作成しているとヒズボラ高官が明かした。(P,Y)

*ゴラン高原で民家を調査していた警官を1千人超のドルーズ教徒が取り囲んだが、警察の
交渉チームと長老らによって解決された。(P,Y)
(続く)
466朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:22:20.39 ID:BTB2MLJG
>>465より

*エルサレムにおいて最古の文字が記された碑文が発掘された。2センチ×2.8センチの碑文の欠片は
紀元前14世紀のもの。精巧なアッカド文字は当時のエルサレムの繁栄を示すと考古学者。(P,H)

*ベエルシェバでエチオピア系移民の墓に鍵十字と「ユダヤ人に死を」とスプレーで落書きをした男が起訴された。(P)

*ヘブロンの巡回中にポップ音楽に合わせて踊る国防軍兵士の動画に対抗し、ヘブロンの
パレスチナ人も動画を作成。人気ポップスター、レディー・ガガの歌に合わせ国防軍の横暴を皮肉った。(Y,H)

*米ホワイトハウスの高官が息子のバール・ミツバ(成人式)をエルサレムの西壁前で行った後、
エルサレムでバール・ミツバを行う離散地のユダヤ人が急増。夏は2〜3百人が西壁で式を行う見込み。(Y)
(続く)
467朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:23:08.44 ID:BTB2MLJG
>>466より

****************************************************
2010年7月13日(火)
****************************************************
*国防軍の内部調査団が、先月のトルコの船団急襲作戦を鋭く批判。現場は忠実に任務を遂行したが、
乗船者が武力で抵抗した場合の対抗策が無かった上に、事前の情報収集も不十分だったと指摘。(P,H,Y)

*東エルサレムで32戸の住宅に建設許可。ネタニヤフ首相とオバマ大統領の会談に合わせ、
決定が延期されていた。(P,H,Y)

*改宗の認定権を超正統派に独占させる法案が、国会の一次朗読を通過。もし成立すると、
改革派が主流を占める欧米のユダヤ教は権威を認められなくなる。首相は法案の成立を必ず阻止すると約束。(P,H)
(続く)
468朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:24:07.37 ID:BTB2MLJG
>>467より

*自治政府の関係者が、イスラエルとの直接交渉を拒否する方針を変える可能性を示唆。週末に
予定されている米国のミッチェル中東特使の訪問で、条件が整えば直接交渉が再開される見込み。(P)

*クリントン米国務長官が、トルコのダウトオール外相とイラン問題などで会談。イスラエルとの
関係を断絶しないように呼びかけた。(H)

*ロシアのメドベージェフ大統領が「イランは核爆弾製造の能力を手にしつつある」と発言。
米国はロシアの厳しい姿勢を歓迎。(H,Y)

*米国のクリントン国務長官がヨルダンに対して、核開発への関与を認めないなら支援を打ち切ると警告。(Y)

*シャスの霊的指導者オバデヤ・ヨセフ師が、健康を害しているエジプトのムバラク大統領に「回復を創造者に祈る」との書簡。(Y)
(以下略)
469朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:30:27.98 ID:BTB2MLJG
エジプト新首相、外相や内相など主要閣僚を指名
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110307-OYT1T00303.htm

 【カイロ=長谷川由紀】エジプトのシャラフ首相は6日、外相、内相など主要閣僚を指名した。

 ロイター通信などが伝えた。ムバラク政権崩壊後の暫定統治を担う最高評議会の承認を経て就任する。

 外相には、国連大使や国際司法裁判所判事を歴任したナビル・アラビ氏を指名した。アラビ氏は、イスラエルとの
和平交渉に当たった経験があり、1979年に締結した平和条約の堅持を支持する立場とされる。

 野党・反体制勢力の一部は、ムバラク前政権崩壊後も首相や大半の閣僚が続投していたことに強く反発した。
軍最高評議会は3日、シャラフ氏を新首相に指名して組閣を命じていた。
(2011年3月7日10時44分 読売新聞)
470朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:34:09.15 ID:BTB2MLJG
米国の中東戦略、「政権変更」に舵切り
* 2011年 3月 7日 13:42 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_192839

 【ワシントン】数週間にわたりアラブ諸国の民衆蜂起への対応方法を議論してきたオバマ米政権は、改革に前向きな
これまでの盟友の続投を助けるという中東戦略に落ち着きつつある。たとえそれが、決起した民衆の求める完全民主化の先延ばしを意味しても。

 米国は、エジプトやリビアでは程度の差こそあれ即刻の政権交代を求めてきたが、バーレーンからモロッコの
反体制派に対しては、一部当局者や外交筋のいう「政権変更(regime alternation)」に向け現在の指導者と協力するよう求めている。

米国のマレン統合参謀本部議長とバーレーンのハリーファ国王
(続く)
471朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:35:37.37 ID:BTB2MLJG
>>470より

 こうしたアプローチの背景にあるのは、米政権に対するアラブ諸国政府の強い働きかけだ。これらの政府は、
オバマ大統領がエジプトのムバラク大統領(当時)を見捨てたことを受け警戒しており、バーレーンの国王が
同じ対応を受ければ、連鎖反応的に権力の座から追われ、一帯がさらに不安定化しかねないと懸念している。

 この戦略はまた、米国内の批判を受けたものでもある。オバマ政権は当初ムバラク氏を支援した後で同氏追放を
求める反体制派の全面支援を決めるなど、発するメッセージが一貫していないとの批判だ。バーレーンでも、
デモ対応を痛烈に批判した後に支配一族に助け船を出す決定をした。同国の反政府派は4日に最大規模の
デモを決行しており、同政権がより段階的な民主化戦略を売り込む際の課題を浮き彫りにした。

 政権当局者らは、米政権が支配者に対し一貫して、武力を避け、民衆の要求に応えるような民主的改革を
求めてきたと主張する。ただ、ある政権幹部は、過去 1カ月が政策担当者の学習期間だったと認めた上で、
「今回一貫して言ってきたのは、政治的、経済的、社会的改革の必要があるということだ。ただし、具体的なアプローチは国によって違う」と語った。
(続く)
472朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 11:36:22.42 ID:BTB2MLJG
>>471より

バーレーンの武力鎮圧が転機

 重大な局面は2月終わりに訪れた。首都マナマでの反政府デモを武力鎮圧したとしてオバマ大統領が
バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王を批判したことから緊張が走るなか、同国王や
アラブの同盟国の特使が、念入りに調整したメッセージを携え、米国防総省や国務省、ホワイトハウスの間を奔走した。

 こうした特使は、オバマ政権が方向を変えず君主制を支持しなければ、バーレーン政府は崩壊しかねないと警告。
米国は重要な同盟国を失い、バーレーンがイランの軌道に向けて動く可能性があるとくぎを刺した。
米情報当局が注意している展開、つまり、サウジアラビアがシーア派主導のデモ鎮圧のため隣国バーレーンに
侵攻し、数十年来の連携が脅かされ、政治・経済的な大混乱に陥るというシナリオが喫緊感を高めた。

 バーレーンのある外交筋は「米国の全面支援が必要だ」と、マイケル・マレン統合参謀本部議長、
ジェフリー・フェルトマン国務次官補などの米高官に懇願した。

 アラブ諸国の外交筋はこうした訴えが奏功したとみている。ゲーツ国防長官とクリントン国務長官は
政権の中心に立ち、デモ隊の信頼を得られる改革政策を伴うバーレーン国王支持の拡大を訴えている。
また、オバマ大統領は国王退陣の声を支持する代わりに、大きな改革を約束している支配一族と交渉するようデモ隊に要請している。
(続く)
473朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 16:52:28.35 ID:BTB2MLJG
>472より

 イスラエルの意向も無視されていない。同国当局者はエジプトのムバラク氏が権力を手放したことを受け、
米政府に対し、慎重に動き、見捨てられてはいないという安心感を中東同盟国に抱かせるよう働きかけている。
外交筋によると、イスラエルの指導層は、過激派が新たに見つけた自由を利用し同国国防の隙を
突こうとしかねないとの懸念を明確に示している。

 ある米当局者は「バーレーン以降、米政権は多数決原理よりも安定を重視する方向に若干近づいた」
と述べた。「バーレーンは重要すぎて失敗できないとみな認識していた」という。

(中略)

湾岸協力会議の働きかけ

 バーレーンのほかクウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)からなる
「湾岸協力会議」は、2月の米政策当局者との非公開会合で、バーレーンについて、地域の一段の
不安定化につながりかねない騒乱拡大なしに民主改革を進める際の「モデル」になりうるとの米政権のメッセージを得た。

 同会議の外交筋は、米国防総省の反応が特に良かったと感じた。エジプトが揺らぎ始めていることから、
一部の米国防当局者はオバマ政権のアプローチに疑問を持っている。米軍はエジプトと深い関係にあるが、
米国が忠実な同盟国のエジプトをあまりに速く押しのけ、それによるカイロの劇的な変化で一帯が不安定化しかねないとの懸念があった。
(続く)
474朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 16:53:19.05 ID:BTB2MLJG
>>473より

 欧州のある国防幹部によると、イスラエルやアラブのいくつかの主要同盟国もこうした懸念を持っており、
ムバラク氏の段階的な退陣の訴えを無視したオバマ政権に「怒り心頭」だ。しかし、米政権当局者は、
数十万単位のデモが行われるなか、すぐに退陣させる以外の選択肢はほとんどなかったと訴える。
実際オバマ政権は、はじめから民主化要求デモ側にそれほど寄り添っていなかったとして人権団体から批判されている。

 国防総省は当初懐疑的だったが、ムバラク氏が権力にしがみつけば本当の改革のチャンスはほとんどないとの
ホワイトハウスの見方に同調するようになった。しかし、バーレーンが混乱し始めると全く違う見解を持った。

 バーレーンでは、治安部隊との衝突で死者が出たことから2月14日にデモが激化。その後の数日間に
死傷者が増えた。湾岸協力会議の指導者は同月17日、バーレーンでの緊急会合で同国のデモ対応への支持を表明した。
(続く)
475朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 16:54:00.23 ID:BTB2MLJG
>>474より

 ホワイトハウスは、特にバーレーン治安部隊がヘリコプターから民衆に発砲したとの報道を受けてから、
展開を注視していた。消息筋によると、米国務省当局者はバーレーンの外交トップに電話し、説明を
求めたという。同国当局者は米当局者に対し、望遠レンズとライフルの見間違えだとし、ヘリコプターから発砲はしていないと説明した。

 しかし、バーレーンは翌日再びデモ隊に発砲した。ホワイトハウスによると、オバマ大統領は電話で国王に、
「平和的なデモ隊」に武力を用いたと非難し、責任者を罰するよう治安部隊に指示することを求めた。

 アラブ諸国の外交筋は米国の非難を受け警戒。米政権がエジプトのシナリオに戻る可能性があると考えたと当局者らは言う。

 一方、国防総省内部では、ゲーツ長官と周囲が即座に、バーレーンの状況はエジプトと大きく異なると指摘した(関連記事)。

 バーレーンでは、王族が急ぎ米国の要求に従う姿勢を示した。ハリーファ国王は部隊を休戦させ、
サルマン皇太子は反体制派との「国民対話」を開始するよう呼びかけた。同国当局者は、米当局者に対し、
デモ参加者殺害は政府の政策ではなく、指揮体系の機能停止によるものだと伝えた。

 2月27日、ホワイトハウスはハリーファ国王支持を表明。また、ウィリアム・バーンズ国務次官はモロッコの
モハメド6世に同様のメッセージを伝え、同国を「経済、社会、政治的改革のモデル」と呼んだ。

記者: Adam Entous and Julian E. Barnes
476朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:37:00.42 ID:BTB2MLJG
WASHINGTON D.C. 中東「ドミノ」警戒論の危うさ
 ◇小松健一(こまつ・けんいち=毎日新聞北米総局長)
http://mainichi.jp/life/money/kabu/eco/worldwatch/news/20110304org00m020044000c.html

 2000年4月16日付の『ニューヨーク・タイムズ』紙にイランにおける米中央情報局(CIA)の秘密工作の
詳細が掲載された。1953年のイラン・モサデク政権転覆のクーデターの背後にCIAが暗躍したことは部分的に
知られていたが、『ニューヨーク・タイムズ』紙は、CIAがクーデター計画の立案から実行までを克明に記録した
門外不出の内部文書を入手し、クーデターの全体像を初めて暴露した。内部文書を作成したのは、
クーデター計画の青写真を描き、現地で指揮を執ったドナルド・ウィルバー氏(97年に死去)だった。

 当時のイランはモサデク首相とパーレビ国王が対立を深める一方、モサデク政権は英国が押さえていた石油利権の
国有化を目指し、ソ連(当時)に接近しつつあった。産油国の共産化を恐れた米国が英国と協力してモサデク首相を
追放し、パーレビ国王に権力を集中させ、イランを中東の西側陣営の砦とすることに成功した。
(続く)
477朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:37:44.66 ID:BTB2MLJG
>>476より

 筆者は最近、ウィルバー氏の娘、バレンタイン・ウィルバーさん(68歳)と知り合い、彼女の父親とイランにまつわる
秘話を聞くことができた。ドナルド氏はCIAの職員ではなく、ペルシャ建築史の専門家でイランの社会と文化を熟知し、
イラン国内の人脈も豊富だった。CIAの依頼でイランや中東での情報収集に携わり、CIAの中東政策の中枢を担うようになったという。
(続く)
478朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:39:13.44 ID:BTB2MLJG
>>477より

 ◇イラン・クーデターの秘話

 「クーデターの成功で意気揚々となったCIAは、キューバ革命で誕生したカストロ政権打倒の秘密計画を練った。
父は『イラン・クーデターの立役者』としてキューバ作戦のアドバイスを求められた。父は『クーデターは実は失敗寸前だった。
最終局面で偶然がいくつも重なって失敗を免れた。成功とは言えない。自信過剰になるな。もはや我々の
思い通りに政権転覆工作ができるとは思わないし、いずれ民衆のしっぺ返しを食らうことになる』と主張した」。
バレンタインさんは、父の死後にCIAの元幹部職員らから打ち明けられた話をもとにそう語った。

 ドナルドさんの予言通り、カストロ政権転覆は失敗。イランはCIAのあからさまな介入で反米世論が浸透し、
79年のイラン革命の遠因となった。60〜70年代のインドシナ戦争ではベトナムの共産主義が東南アジア全域を
覆うとの「共産ドミノ」の脅威から介入は泥沼化した。「9・11(米同時多発テロ)」後、ブッシュ前政権はテロ対策の
一環として「中東民主化構想」の大義名分のもと、イラクのフセイン政権を転覆させ、反米世論を増幅させた。
(続く)
479朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:40:01.96 ID:BTB2MLJG
>>478より

 中東ではいま、「民主主義ドミノ」とも言われる、若者を中心とした民衆蜂起が起き、チュニジア、エジプトの
独裁政権が瓦解し、リビア情勢も混沌としている。米国、イスラエルと一定の協力関係にあったエジプト、
ヨルダンなどの国々にイスラム色が強まり、イスラエルの安全保障環境を損なう「反イスラエル主義のドミノ」
だと憂う声が出ている。さらに、アラブ諸国の政治混乱に伴いイランの影響力が増大するのは間違いないとの
見方から「イラン革命のドミノ」と予想する人もいる。

 米情報機関関係者によると、オバマ大統領は他国への介入を正当化した過去の「ドミノ」論の危うさを
十分に認識しているという。むしろ、既成秩序を維持するため、あれこれの「ドミノ」論が語られているイスラエルや
アラブ主要国による介入をオバマ政権は懸念している。予測できなかったことが起きると常に登場する悲観的な「ドミノ」論は厄介である。

2011年3月7日
480朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:40:37.74 ID:BTB2MLJG
占領終結訴えデモ計画 パレスチナ
2011.3.7 19:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110307/mds11030719470007-n1.htm

 パレスチナ人の活動家らがインターネットの交流サイト「フェイスブック」で、イスラエルの占領終結とパレスチナ難民の
帰還を訴える平和的デモを5月中旬に世界中で実施するよう呼び掛ける運動を始めた。アラブ紙アッシャルク・アルアウサトが7日伝えた。

 アラブ人は、約70万人のパレスチナ人が難民化した1948年5月のイスラエル建国をナクバ(大惨事)と
呼んでおり、それに合わせた。企画者は「今こそ『パレスチナ』の地への帰還という長年の夢を実現するときだ」としている。(共同)
481朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:42:20.47 ID:BTB2MLJG
IAEA、イランの核問題など協議
定例理事会が開幕
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/110307-213315.html

 【ウィーン小川敏】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が7日、ウィーンのIAEA本部で始まった。

 同理事会(理事国日米を含む35カ国)では、ウラン濃縮関連活動を継続・拡大するイランの核問題のほか、
IAEA査察官の関連施設査察を拒否するシリアやウラン濃縮活動が明らかになった北朝鮮の核問題などが協議される。

 天野之弥事務局長は同日午前の冒頭声明の中でイランの核問題に言及、「イランの核計画が平和目的で
あることを実証し、国際社会の信頼を確立するためにもIAEAとの間で締結された査察協定の義務を果たすべきだ」
と指摘し、IAEAとの協調を改めて要求した。
(続く)
482朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:42:52.66 ID:BTB2MLJG
>>481より

 同事務局長は先月25日、イランの核問題の最新報告書を理事国に提示したが、その中で「イランが
ミサイル搭載用核弾頭開発活動を継続している可能性がある」として懸念を表明している。

 シリアの核問題では、イスラエル空軍が2007年9月に空爆したダイール・アルゾル施設が「核施設」か、
ダマスカスが主張する「軍事施設」かでIAEAとシリア間で依然、見解が分かれている。関連施設への査察を
要求するIAEAに対し、シリア側は拒否を続けている。

 ウラン濃縮活動を開始する一方、軽水炉建設を表明した北朝鮮に対して、天野事務局長は「北朝鮮の
核問題は大きな懸念材料だ」を表明し、北にIAEA総会決議や安保理決議の順守を重ねて要求した。

2011/3/7 21:33
483朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:43:53.29 ID:BTB2MLJG
一筆入魂:反独裁のドミノ現象へ
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110308mog00m020004000c.html

 チュニジアから始まった今回の一連の民主化要求デモは、1月14日にベンアリ大統領が退陣表明すると、
中東・アラブ諸国の最強の盟主・エジプトに飛び火した。100万人集会をまじえ、連日反政府・ムバラク退陣デモが
続き、ついに2月1日に「次期大統領選には私も息子も出馬しない」と事実上の退陣表明を行った。
しかし反政府側は“即時退陣”を要求、米国とEU(欧州連合)も早急に新大統領選出のための
「移行政権」を設置するよう声明(4日)し、ムバラク政権の命脈は風前のともしびとなっている。

 このほかイエメン、ヨルダン、アルジェリアとデモが頻発。シリアやリビアなどでもネットで抗議デモの呼びかけと
計画が出されているので、いずれ反政府運動が起きそうだ。すでにヨルダン・リファイ内閣が総辞職、
イエメン・サレハ大統領も退陣の意向を表明した。まさにアラブで10〜40年以上にわたり独裁的政権を
握っていた国々に政権交代の嵐がドミノ現象のように拡大中なのだ。今後の最大の関心事はサウジアラビア、
アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートなどの王制産油国に波及しないか、70年代のような石油危機が
再び来るのではないか、ということだ。石油価格はすでに投機筋が目をつけジリジリ上昇している。
(続く)
484朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:44:34.98 ID:BTB2MLJG
>>483より

 世界がエジプトの動向に関心を寄せるもうひとつの理由は、やはりイスラエル問題だ。40〜50年代に大戦争をした
エジプトが1979年に一転してイスラエルを承認、友好関係を築いたことが重しとなって、米を中心とした中東和平が
動き出せたのだ。ただ、イスラエルはエジプトと平和条約を結んだことにより、背後の脅威がなくなってパレスチナや
シリアなどにテロ活動を広げる結果ともなっている。

 エジプトの騒乱の背後にあるのは、約30年に及ぶ独裁体制、言論・人権の弾圧、一日2ドル以下で暮らす
貧困層が2割にも及ぶという格差、汚職・腐敗などだろう。米・欧が中東安定化にムバラクは必要としながらも、
民主主義・人権といった価値観からすると、今回の反政府運動を支持せざるを得なかったわけだ。
ただムバラク後の安定化と親イスラエル政権樹立も必須条件なので、国民に信頼されているという軍部出身の
新しい副大統領らと暫定政権づくりやその後の方向を裏交渉しているのではなかろうか。
(続く)
485朝まで名無しさん:2011/03/08(火) 18:45:35.10 ID:BTB2MLJG
>>484より

 かつてフィリピンのマルコス独裁政権が大衆デモに包囲され米に引導を渡された後、女性のアキノ大統領の
後ろ楯になったのは米国仕込みのラモス将軍(後の大統領)だった。他方、70年代末イランの
パーレビ国王亡命の時は、国際派の擁立を企てたがホメイニ師率いる革命防衛隊に敗れ、以来イランは
今日に至るまで欧米、とくに米国の“天敵”となっている。

 アラブ最大の軍事大国はエジプト、次いでイラン、イラク、シリアだった。イラクのフセイン大統領はエジプトの
後釜を狙ってイランに手を出し失敗、シリアには石油資源などがない。中東では異端のイランがアラブ諸国に
ニラミをきかすようになり、同じシーア派教徒が暴れ出すと中東は一挙に不安定化する。ポスト・ムバラクに
世界が注目し、神経をとがらせるわけだ。[財界2011年3月8日号(2月22日発売)]

2011年3月8日
486朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 05:32:18.83 ID:DSNd51bm
臓器取得目的のパレスチナ人虐殺
487朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:43:18.73 ID:w4+Vzp8h
時代を読む:嶌信彦の「眼」 自由・民主化、貧困、若者が革命の源
http://mainichi.jp/life/money/news/20110308org00m020002000c.html

 ◇中東アラブでドミノ現象

 チュニジア164位、エジプト127位、イエメン124位、シリア173位、モロッコ135位、アルジェリア133位、
リビア160位、ヨルダン120位、サウジアラビア157位、オマーン124位−−国名の後にある順位は、
NGO「国境なき記者団」がランクづけした報道の自由度ランキング(2010年)で、対象国の数は178カ国という。

 中東で続発している反政府デモの最初の引き金となったのはチュニジアだった。反政府デモが頻発し、
政府側はデモを取り締まっていたが、失業した男性が焼身自殺したことを契機にデモが一挙に拡大。
1月14日になって、ついに1987年から独裁政治を行っていたベンアリ大統領が退陣を表明したのだ。すると、
その火はエジプトに飛びカイロなど各地で大規模デモが続く。当初はエジプトの警察がデモ隊を弾圧、29年に
わたって大統領の座にいたムバラク氏も辞任を拒否していたが、デモが拡大する一方になると「次期大統領選挙には
自分も長男も出馬しない」と表明して沈静化を狙った。しかし大衆はそれでも納得せず、イスラム教の礼拝日である
金曜日になると以前にも増してデモの数が増大、一時は100万人を超したともいわれた。
(続く)
488朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:43:54.27 ID:w4+Vzp8h
>>487より

 反政府デモ隊側が優位に立ったのは、エジプト軍部がデモに好意的姿勢を見せたからだった。エジプト軍は
中東のアラブ諸国で最大の軍事力を誇り、国民の信望が厚いといわれる。ムバラク大統領自身が軍部出身で、
エジプト軍を掌握しているとみられていた。それなのに軍部が大衆デモの行動を放置し、いわば公認する姿勢をとったのだ。

 そこへ、ずっと後ろ楯となっていた米国が民主化を唱え出し、ムバラク氏に早期退陣を迫るようなメッセージを
発信し始める。ムバラク氏は米からもハシゴをはずされたのである。こうして、ついに2月1日に退陣表明に
追い込まれることになった。チュニジアのベンアリ大統領退陣からわずか2週間後に、29年間のムバラク独裁体制が崩壊したわけだ。
(続く)
489朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:44:31.26 ID:w4+Vzp8h
>>488より

 ◇米国、サウジ、ドバイ……

 その後の中東諸国の反政府デモは、まさに“燎原の火”のように広まった。シリア、ヨルダン、イエメン、アルジェリア、
リビア、モロッコ、バーレーン、そしてイランにまで広がったのだ。この中で注目を浴びたのは、約40年にわたり支配し、
他の中東諸国にも恐れられていたカダフィ大佐が率いるリビアと、中東でエジプトと並ぶ軍事大国であり数少ない
イスラム教シーア派の国、イランでも反政府デモが発生したことだろう。

 そして今後の最大の注目は、世界の石油大国サウジアラビアと、日本にとっても大きな石油輸出国であり一時は
世界のマネーを集めたといわれるドバイを擁するアラブ首長国連邦でも反政府・反王制の大規模デモがいつ
発生するかという点だろう。サウジアラビアで大暴動のような事態が起これば、現在1バレル=100ドル近くまで
上昇している石油価格は一挙にハネ上がり、世界の投機マネーを一段と燃え上がらせよう。他方、アラブ首長国連邦、
とりわけドバイの統治能力がなくなれば、世界が貸し込んできた資金でバブル王国を築いてきたマネー投機の流れが
はじける危険もある。そうなれば、世界の余剰資金の流れがどう変化していくのか、目が離せない。
(続く)
490朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:45:26.29 ID:w4+Vzp8h
>>489より

 ◇指導者、組織なきネット革命

 今回の中東騒乱の背景にあるのは、かつてのような宗教、地域、民族、部族対立というよりは反独裁を掲げる
民主化、自由化要求や雇用と貧困への不満、格差拡大への怒りなどが大きな柱になっているのが特色だ。
そしてデモが一挙に大規模化し、中東諸国へ瞬時に波及しているのはインターネットや最近急速に増大している
フェイスブックなどの影響だ。このためか、かつてのように反政府デモの組織的指導者やグループが見当たらない
ケースが目立ち、ネットを通じて各国のデモの動きが瞬く間に周辺に伝わる時代になっているのだ。まさにリーダーなき
ネット革命の様相を呈している。いまや、多少の治安部隊が出動しても圧倒的大衆の数にはかなわない状況が、
各国で生まれつつある。しかもイスラムの礼拝日である金曜にモスクヘ集まり、礼拝後に大規模デモが発生する状況がパターン化してきているようだ。
(続く)
491朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:46:19.95 ID:w4+Vzp8h
>>490より

 ◇軍の動きが革命を左右

 独裁国家の革命で注目すべきは、大衆デモの数と軍の動きである。小規模ならば警察や治安部隊に
抑え込まれてしまうが、大規模化すると警察の手に負えないし、軍部は自国の国民に銃を向けることを
躊躇(ちゅうちょ)する傾向にある。自らも貧しい大衆と同じ階層の出身者だし、国民に信頼されない軍は
国家の軍隊でなく、たんにカネで雇われた私兵に過ぎなくなってしまうからだ。独裁体制が強固で反政府力が
弱いときは軍部も独裁者に従うが、形勢が逆転してくると軍部は独裁者を見捨てて国民の側につくことが多い。

 フィリピンのマルコス大統領も、最終的に頼りにしていた軍部に見放されて宮殿からヘリコプターで逃亡したし、
イランのパーレビ国王も亡命、東欧革命(1989年)時のルーマニア・チャウチェスク大統領も、最後は頼りにしていた
軍部にとらえられ、銃殺の刑にあっている。軍部は独裁者と国民の動きを常にはかりにかけながら、事の
大きな流れの変化をつぶさに見ながら態度表明していることが多い。
(続く)
492朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:46:59.43 ID:w4+Vzp8h
>>491より

 また中東などの軍幹部は米国で訓練を受け、米の武器を使い、米軍と演習などをするケースが多かっただけに、
米の支持が独裁者から離れたとみるや反政府側につく事が目立つ。今回のエジプトも同様で、新しい暫定政権は
軍部が支える。また、フィリピン革命でマルコスの後を継いだアキノ夫人を支えたのは、米で教育を受けた軍エリートの
ラモス将軍(後に大統領)だった。イランの場合は、軍部よりまず大統領直属の革命防衛隊の動向が注目されよう。
(続く)
493朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:48:07.44 ID:w4+Vzp8h
>>492より

 ◇イスラエル、スンニ派、シーア派

 中東は1979年にエジプトがイスラエルと平和友好条約を結び、イスラエルを擁護する欧米、とくに米にとっては
大きな役割を果たしてくれる重し役だった。何度も中東和平の試みが行われ、一時は成功するかにみえたのは
エジプトの存在があったからだった。またイスラエルがパレスチナやシリアと戦えたのも、背後に位置するエジプトとの
平和条約があったからだった。今後、エジプトの軍部、新政権の樹立の中身によってはパレスチナ・イスラエル問題からも
中東情勢は一挙に混迷してこよう。その意味でエジプトにできる政権がムスリム同胞団の穏健派を取り込めるのか、
逆に過激派が主導権を握るかで中東の行方はガラリと変わることになる。

 また中東アラブ諸国はイスラム教・スンニ派が大勢を占めるが、イランではシーア派が政権を握り、イラクとバーレーンでも
シーア派が多数を占める。1979年のイラン・ホメイニ革命の時は、このシーア派の若者が“革命の輸出”を目指し
サウジアラビアなど各地で暴動を起こした。今回もこうした宗派対立に発展すると、事態は一層ややこしいことになろう。
しかし問題の基本的解決は自由化、民主化、貧困層の救済、若者の雇用などに対応することだ。中東各国の
自由度はランキングで見たように極めて低く、国の平均年齢は20〜30歳代と若く、人口も増大しているからだ。
(以下略)
494朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:48:46.67 ID:w4+Vzp8h
エジプト新内閣発足 シャラフ首相が演説
2011.03.08 Tue posted at: 16:15 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30002055.html

カイロ(CNN) 先月ムバラク政権が崩壊したエジプトで7日、シャラフ新首相が率いる新内閣が発足した。
首相は演説で、若者や女性、外国在住者ら幅広い層に政治参加を求めた。

シャラフ首相は若者に「革命勢力の真のメンバー」と呼び掛け、新政権の目標として女性議員の増加などを
掲げた。また「以前よりさらに力強い経済」に向けて基礎を築くと表明した。

首相はさらに、イスラエルとの1979年のキャンプデービッド合意を含む国際協定を受け継いで順守する方針を改めて強調した。

最後に報道陣に対し、ジャーナリストは「無政府状態を招く真実」ではなく、正義につながる真実を追求すべきだと述べた。

これに先立つカイロ市内での式典で、ナビル・エルアラビ外相、マンスール・イサウィ内相ら新閣僚が、
タンタウィ軍最高評議会議長の下で就任宣誓した。
495朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:49:31.15 ID:w4+Vzp8h
ローマ法王 キリストの死でユダヤ人全体の責任否定
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/08/kiji/K20110308000390080.html

 ローマ法王ベネディクト16世が10日に出版予定の著書の中で、イエス・キリストの死にユダヤ人全体が
責任を負うとの見方を明確に否定、ユダヤ人団体などが歓迎している。

 聖書のマタイによる福音書に、キリストの処刑を求めたユダヤ人らが「その血の責任は、われわれと子孫にある」
と述べたとの記述があることなどが、ユダヤ人責任論につながってきた。バチカンは公式にこれを否定してきたが、
法王が多くの信者らに向け見解を示したのは画期的と受け止められている。

 著書は2007年に出版された「ナザレのイエス」の続編。ANSA通信によると、法王は著書でユダヤ人全体に
責任はないと明言した上で「キリストの血は報復や懲罰ではなく和解をもたらすものである」と強調した。

 これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相が法王に感謝の手紙を書いたほか、ユダヤ人団体からも「反ユダヤ主義に
対抗する重要な道標を築いた」(世界ユダヤ人会議)と称賛の声が上っている。(共同)

[ 2011年3月8日 19:04 ]
496朝まで名無しさん:2011/03/09(水) 10:53:02.27 ID:w4+Vzp8h
軍事支援の追加、米に要求も=中東の混乱受け−イスラエル国防相
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011030800914

 【エルサレム時事】チュニジア政変後の中東の混乱を受け、イスラエルのバラク国防相が、国防費増額に加え、
米国に200億ドル(約1兆6500億円)の追加軍事支援を求めることを検討している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)
が8日掲載したインタビュー記事で明らかになった。
 バラク国防相は「責任を持った強力なイスラエルは、混乱する地域を安定化させる」と強調。イスラエルの
軍事力を最新のものにしておくため、米国からの援助が望ましいと主張した。(2011/03/08-21:00)
497朝まで名無しさん:2011/03/10(木) 16:41:05.04 ID:RY/AXoVf
軍事支援の追加要請も イスラエル、米政府に
2011.3.8 21:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/mds11030821230013-n1.htm

 イスラエルのバラク国防相は7日、中東情勢の流動化に対処するため、米政府に200億ドル(約1兆6500億円)の
追加軍事支援を要請する可能性があることを明らかにした。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が8日、インタビュー内容を伝えた。

 イスラエルは国民総生産(GNP)の約9%に当たる年間170億ドル前後を国防費に充て、米国は30億ドルを
支援しているとされる。バラク氏は「イスラエルの安全保障向上」のためには200億ドルの追加支援が「賢明」で、
強いイスラエルは中東の「安定装置」になれると主張した。

 また、イスラエルと敵対するイランやシリアは中東各地の民主化要求の動きから最も影響を受けにくい国だと指摘。
エジプトの新指導者は短期的には、イスラエルとの平和条約に反対する世論の圧力を受けるだろうと語った。(共同)
498朝まで名無しさん:2011/03/11(金) 17:11:59.68 ID:Dq3moU+9
テレビ女性記者に対する性的暴行事件の波紋
アメリカ国際報道の最前線で何が起こっているのか
* 高濱 賛
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110307/218872/?ST=manage

 「美しすぎる国際報道記者」、CBSテレビのララ・ローガン記者(39)がエジプトの民主化要求デモ取材の最中に
暴徒に性的暴行を受けた。この事件は、米メディア界に衝撃を与えた。

 異文化、異言語の外国で取材報道するジャーナリストは、群集の中で何ら特別扱いされるわけではない。
異質であるがゆえに、逆に標的になるという現実をまざまざと見せつけた。異質なものに対する心理は、群集になると何倍、何十倍にも野蛮化する。

 今ひとつの衝撃は、米メディアが今回、被害者の女性記者および所属するメディア名を実名で報道したことだ。
これまでにもジャーナリストに対する性的暴行はあったが、実名での報道はほとんどなかった。

 この2つの事実が、国際報道の最前線で働くアメリカ人女性記者の在り方を考える格好の材料になっている。
(続く)
499朝まで名無しさん:2011/03/11(金) 17:12:43.12 ID:Dq3moU+9
>>498より

国際報道を経験者の半数がセクハラ、性的暴行を受けた

 国際報道に携わる女性ジャーナリストに対する性的暴行・セクハラは今に始まったわけではない。

 2005年にInternational News Safety Institute(国際ニュース報道記者の安全のための調査研究所)が
29人の国際報道経験を持つ女性ジャーナリストを対象に行った聞き取り調査では、半数以上が何らかの形で
セクハラを受け、そのうち数人がSexual assaultを受けたと答えている。

 通常英語で言うSexual assaultとは、レイプ、性器・肛門・口への性器や異物の挿入、性交、接吻、身体への
タッチを意味している。ローガン記者がどのような被害に遭ったのか、具体的には明らかにされていない。
豪州有力紙「ジ・オーストラリアン」によると、着ていた衣服が剥ぎ取られ、棒状のもので殴打されたという。
その際に群衆は口々に「このユダヤ女」「イスラエルのスパイ女」とわめき立てていたという。ちなみに同記者は
ユダヤ系ではない。また医者の診断によると、身体の数カ所に噛んだ跡のようなものが残っていたともされる。
(続く)
500朝まで名無しさん:2011/03/11(金) 17:21:59.39 ID:Dq3moU+9
>>499より

 International News Safety Instituteの聞き取り調査は、レイプされたか否かについて、女性記者たちは
コメントを避けており、「たとえレイプされたとしても上司や知人には話さない」と答えている。

 筆者も、国際報道に長年携わっている米主要紙の女性記者に今回の事件についてコメントを求めた。
だが、「この件について話すこと自体心地が悪く、話したくない」と一切のコメントを拒否された。

危険はどこにでも転がっている。味方が加害者に

 国際報道に携わった経験を持つ、コロンビア大学のジュディス・マトロフ教授が2007年に、
『ForeignCorrespondents and Sexual Abuse』と題する論文の中で、被害の実態を明らかにしている。
同大ジャーナリズム大学院が編集・発行する『コロンビア・ジャーナリズム・レビュー』(07年5月・6月号)誌上で発表したものだ。

 同教授は、女性ジャーナリストが言語、文化はもちろん、習慣も異なる国や地域に特派されれば、
セクハラや性的暴行はまさに起こるべくして起こる。「職業病」(Common Occupational Hazards)のようなものだと言う。
(以下会員制記事、登録無料)
501朝まで名無しさん:2011/03/14(月) 15:52:17.19 ID:dHwP3ZMb
2011年03月09日 12時50分30秒
主要国イメージ調査、中国人の71%が「日本は世界に悪影響」と考え日本人の52%が「中国は世界に悪影響」と考えている
http://gigazine.net/news/20110309_bbc_country_rating_poll/

世界27カ国の約3万人の人々に電話などで行ったアンケート調査「BBC World Service Country Rating Poll」は、
主要国16カ国とEUについて、国際社会への影響がそれぞれ「ポジティブ」なものか「ネガティブ」なものかを評価して
もらうというもの。調査結果からはそれぞれの国の人々が自国やほかの国に対し抱いているイメージが浮き彫りになっています。

詳細は以下から。

Positive Views of Brazil on the Rise in 2011 BBC Country Rating Poll - World Public Opinion
http://www.worldpublicopinion.org/pipa/articles/views_on_countriesregions_bt/680.php
(続く)
502朝まで名無しさん:2011/03/14(月) 15:53:07.26 ID:dHwP3ZMb
>>501より

この調査「BBC World Service Country Rating Poll」は2005年から毎年実施されているもので、今回の結果は
2010年12月2日から2011年2月4日にかけて27カ国2万8619人の人々にアンケートを実施した結果です。

カナダ・アメリカ・メキシコ・ペルー・チリ・ブラジル・イギリス・ポルトガル・スペイン・フランス・イタリア・ドイツ・トルコ・
ガーナ・ナイジェリア・エジプト・ケニア・南アフリカ共和国・ロシア・パキスタン・インド・中国・韓国・日本・
インドネシア・フィリピン・オーストラリアの27カ国が調査実施国。

評価対象となったのはドイツ・イギリス・カナダ・日本・フランス・ブラジル・アメリカ・中国・南アフリカ・インド・韓国・
ロシア・イスラエル・パキスタン・北朝鮮・イランの16カ国とEU(欧州連合)です。

評価対象となった16カ国+EUに対する評価のうち、2010年も調査が実施された25カ国による評価の平均
(自国による評価を除いたもの)のグラフ。青が「主にポジティブな影響力を持っている」黄色が「主にネガティブな
影響力を持っている」という評価で、空白部分は「時と場合による」「ニュートラル」「わからない・無回答」という回答。
右端の数字は2010年と比べ「ポジティブ」「ネガティブ」がそれぞれ何ポイント増えたかをあらわしていて、
例えば日本は「主にポジティブ」という評価が57%で前年比4%増、「主にネガティブ」が20%で前年比1%減となっています。
(以下略)
503朝まで名無しさん:2011/03/17(木) 15:38:35.94 ID:Zp20y0bd
リビア軍、西部要衝奪還へ攻勢=最大級の製油施設が操業停止
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011030900958

 【トリポリ時事】リビア反政府勢力への反攻を強める最高指導者カダフィ大佐派の部隊は9日、
首都トリポリ西方約50キロの要衝ザウィヤの市街に戦車部隊を進攻させるなど、反政府勢力が中心部を
掌握する町の奪還へ攻勢を強めた。空爆などで死者が拡大しているもようだ。ロイター通信が伝えた。
 反政府勢力が同通信に語ったところでは、ビルに狙撃手が陣取り、市民は外出できない状況。連日の
戦闘で死亡した人の遺体が放置されたままという。ただ、反政府勢力は町の広場を掌握し、接近する戦車部隊と対峙(たいじ)している。
 ザウィヤ近郊にあるリビア最大級の製油施設は、付近で戦闘が起きたため、操業停止に追い込まれた。
 一方、カダフィ大佐は9日、トルコ国営放送TRTのインタビューで、リビア上空に飛行禁止区域が
設定されれば、「リビア国民は、石油を獲得するという(国際社会の)真の意図に気付くことになる。
そうなれば、国民は(国土防衛のため)武器を取るだろう」と述べ、国際社会の動きをけん制した。
 また、「もし(国際テロ組織)アルカイダがリビアを掌握すれば、イスラエルに至るまで地域全体が混乱状態に
陥るだろう」と、反体制派をアルカイダと決め付ける持論を改めて展開した。(2011/03/09-20:11)
504朝まで名無しさん:2011/03/24(木) 14:02:48.71 ID:pY/kdQMa
h
505朝まで名無しさん:2011/03/30(水) 17:35:40.11 ID:RGGYCnJT
h
506 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/06(水) 11:28:12.42 ID:CO1CLgjm
h
507 忍法帖【Lv=3,xxxP】
h