>>9-10の別冊正論レポの続きです。あと1/3ぐらい残っているのでまた後日にでも。詳細は各自ご確認ください。
別冊正論Extra.14皇室の弥栄、日本の永遠を祈る−皇統をめぐる議論の真贋−1/2
※八木秀次氏「Y染色体説のどこがトンデモ説なのか」
・小林よしのり氏の「新天皇論」は皇位の男系継承を主張する論者への誹謗中傷・罵詈雑言のオンパレードで、憎悪の感情が剥き出しに。
積極的な論は何もなくいっそのこと「男系カルト論」とか「小林よしのり罵詈雑言集」とでも名付ければ良かったのではないか。
・SRY遺伝子とY染色体は別物であるかのような印象を読者に与えるが、
SRY遺伝子や「性分化異常」の問題を出してきたところでY染色体論を否定したことにはならない。
〆は天皇の天皇たるゆえんは、神武天皇以来の男系の血を今日に至るまで受け継いでいるということ。
それ以外の要素は付随的に過ぎない。そのことを科学的に語ったものがY染色体論であり、その有効性は今日なお崩れていない。
「トンデモ学説」だなどと批判するのは言いがかり以外の何物でもない。
※小堀桂一郎氏「女系容認論の過誤」
・エウメヘリズム、古事記の応神天皇の巻に初出の「おほみこころ」、新井白石「讀史餘論」の「後醍醐帝中興ご政務の事」、
マッカーサーノート、ルソー「民約論」などを引用しつつ女系容認論の誤謬を指摘。
〆は皇統万世一系の史実を支えてきた国民の総意への畏敬の念を人は持つべきであると根気よく説き続ける事。
それが迂遠のように見えるが今日の甚だたしなみを欠いた諍論を終結させるための捷径。