鳩山由紀夫の故人献金を知り尽くす税理士が心不全で死亡 9友愛目

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フライデー10月23日号 
東京地検が狙う鳩山首相「疑惑の元秘書」を直撃!
「あいつが一人でやった」と切り捨てられた男は、埼玉県内で隠遁していた


その男性は、とあるJR駅前の市営駐車場で待ち受ける記者の姿を目ざとく見つけるや、鋭い眼光で睨み付けてきた。
――東京地検特捜部による関係者への事情聴取が始まったと報じられています。
「…………」
男性は記者の問いかけに応じることなく、車に向かって歩を早める。
――鳩山(由紀夫)首相は、本当に何も知らなかったのでしょうか。
「何もお話するつもりはないですから」
そう一言だけ答えると、男性は車に乗りこみその場を去っていった。

この男性は、鳩山由紀夫首相の公設秘書だった勝場(かつば)啓二氏だ。
勝場氏は、鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の経理を担当しており「故人献金」問題のキーマンと言える。
「故人献金」問題は、発足したばかりの、鳩山政権にとってアキレス腱である。

今年6月、「友愛政経懇話会」の2003〜2007年分の政治資金収支報告書に、少なくとも5人の亡くなった人が
個人献金者として記載されていると報じられたのをきっかけに、鳩山首相サイドも調査を開始し、90人もの故人や
献金していない人から総額約2178万円もの献金を受けたという虚偽記載があったことを明らかにした。
116:2009/10/12(月) 05:24:14 ID:qdpxYlkE
鳩山首相は当時、記者会見で、虚偽の献金の原資は自身の資産であり「いただいてはいけないおカネを隠していたわけではない」と釈明した。
そればかりか「私の個人献金(の額)があまりに少ないことを気にした秘書が独断でやった」と自身の関与を否定し、
経理担当の公設第一秘書を解任したと発表した。

その公設第一秘書こそ勝場氏だったのである。
10月に入って、事態は急展開した。
ついに東京地検特捜部が寄付欄に名前が使われた人々に対して事情聴取を開始、鳩山氏の資金管理団体も地検に
帳簿類を任意提出したと報じられたのだ。
鳩山家と勝場氏の接点について説明しておきたい。
そのルーツは古く、鳩山首相の父・威一朗の代にさかのぼる。

「当時、森ビルが威一朗さんの選挙を支援していたのですが、その際、送り込まれた社員の一人が勝場さんでした。
選挙における能力を見込まれ、威一朗さんの北海道事務所所長という肩書で秘書活動を始めました」(鳩山首相の元側近)

この元側近の証言によれば、その後、勝場氏は威一朗氏の妻で鳩山首相の母・安子氏に気に入られ、鳩山首相の秘書に転身。
鳩山首相が1993年に自民党を離党して新党さきがけに参加すると、党の事務局長に就任、1998年に民主党が結党されると、
党の経理部長という職が与えられた。

「鳩山事務所の中では、政策秘書の芳賀大輔氏、地元筆頭秘書の安部宗司氏とともに『三家老』と呼ばれる実力者でした」
(前出・鳩山首相の元側近)
117:2009/10/12(月) 05:26:21 ID:qdpxYlkE
そんな勝場氏を本誌がキャッチしたのは、メディアが特捜部の始動を伝え始めた10月3日のことである。
勝場氏が、埼玉県内の自宅から買い物に出かけたところであった。
これまで、勝場氏の動向をどのメディアも捉えることができていなかった。
問題が発覚した6月頃から、勝場氏は公の場に姿を現すことがなくなり、インターネット上に「失踪」と書き込まれるなど騒ぎになっていたのだ。

「新聞・テレビの各社とも、勝場氏の自宅を張り込み続けたのです。しかし、まるで出入りする様子がなく、
それが失踪という噂話につながっていったのです」(司法クラブ担当記者)

本誌は10月2・9日合併号で、鳩山首相が代表を務める資金管理団体「民主党北海道第9区総支部」にも「故人献金」疑惑があり、
その監査を務めた税理士が、登別温泉で不慮の死を遂げた事実を報じた。
実は、当初、政界には「亡くなったのは勝場氏では」との情報が流れたくらい、勝場氏の安否は気遣われていたのだ。

灯台もと暗し。
勝場氏はこっそり自宅に戻っていた。
本誌が勝場氏の動向を?んだのは、冒頭の直撃インタビューの数日前である。
取材の結果、勝場氏が出かける直前に夫人が犬を連れて家の周りを一周し、周囲に人がいないのを点検するという行動パターン
を把握したが、外出先は近所への買い物程度で、ある一日などは午前9時過ぎに郵便局で用を済ませて帰宅し、終日家を出てこなかった。
周囲の目を気にして、自宅に隠遁している勝場氏の暮らしがうかがえる。
さて「故人献金」問題の捜査だが、勝場氏への本格的な事情聴取は国会閉会後の12月に行われるという見方が有力だ。
118:2009/10/12(月) 05:27:31 ID:qdpxYlkE

「選挙の前に西松建設の違法献金事件に着手し、小沢(一朗)幹事長の秘書を逮捕したことで世間から『国策捜査』との
非難を浴びた特捜部は、選挙中は表立って捜査をしなかった。
特捜部は『故人献金』の資金源に注目しており、首相個人、母・安子氏の資産となれば、贈与税など税法上の問題が浮上し、国税庁も関心を
寄せることになる」(全国紙社会部記者)

10月3日、IOC総会から帰国した鳩山首相は、平野博文官房長官と、これまで記者会見で釈明した以上の説明を行わないことを申し合わせたが、
党内には早くも不穏な動きが目立ち始めた。

「小沢氏は『鳩山では政権が持たない』と周囲に漏らし、ポスト鳩山擁立に向けて動き出しました」(全国紙政治部記者)

だが、その小沢幹事長も安泰ではない。
検察当局は「釈放が近い西松建設の前社長に日参している」(前出・社会部記者)と見られ、本丸に向かう準備を整えている。
本誌が直撃したキーマンが、新政権の命運を握る存在としてクローズアップされる日は、そう遠くなさそうだ。
http://www.bitway.ne.jp/kodansha/friday/scoopengine/index.html