【芸能界】切れぬ薬物 不安定な仕事、安易な復帰疑問視も

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1朝まで名無しさん
 タレントの酒井法子(本名・高相法子)容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件の直前には、
俳優の押尾学容疑者(31)が麻薬及び向精神薬取締法違反(使用)の疑いで逮捕されている。

 「タレントは社会に与える影響度も高いので、(薬物には)気をつけなければならないと言ってきた」。
酒井容疑者が所属する芸能事務所「サンミュージック」の相沢正久社長は9日の記者会見で、容疑者に注意喚起をしてきたと強調した。

 別の芸能事務所の幹部は「事務所がプライベートを管理できないと、今回のような事件が起きる」と言う。
「『この人とは距離を置け』『この店には行くな』と具体的に指導をしている」

 芸能人が薬物に手を出す背景に福島章・上智大名誉教授(犯罪心理学)は「仕事の不安定さ」を指摘する。
「『いつ人気がなくなるか分からない』と常に不安を抱え、無力感や不安を打ち消したくて薬物に頼りたくなる」

 薬物犯罪で逮捕され、罪を償ったのちに復帰した芸能人は少なくない。あるフリープロデューサーは
「安易に復帰を認めるテレビ局など芸能界の甘さも問題ではないか」と話している。

 警察庁によると、覚せい剤事件の逮捕者は昨年、1万1025人だった。薬物事件全体の逮捕者の7割を占める。
年齢別では、酒井容疑者と同じ30代の4054人が最多で、40代の2741人、20代の2509人と続く。
覚せい剤に深くかかわる暴力団組員は「需要は衰えない。一般市民への広がりはこちらが驚くほど」と話す。

 覚せい剤事件の逮捕者の半数以上は暴力団員だ。自分たちで使うことよりも密売で資金源とすることが多い。
ある組員によると、注文主の多くは一般市民という。
「一度使い始めると容易にやめられず、まっとうな暮らしは二度と取り戻せない」と話す。

 だが興味本位で覚せい剤に手を出す人は絶えない。昨年の逮捕者の44%、4837人が初犯だった。
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200908090223.html
2朝まで名無しさん
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