埼玉・本庄の夫婦強殺、1審破棄し死刑判決 東京高裁、計画性認める
2009.3.25 17:34
埼玉県本庄市で平成19年、顔見知りの夫婦を殺害して現金を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われた住所不定、無職、岩森稔被告(63)の
控訴審判決公判が25日、東京高裁で開かれた。若原正樹裁判長は、「夫婦宅を訪れた当初から2人を殺害して金品を強奪しようと計画していた」と殺害の
計画性を認め、無期懲役とした1審さいたま地裁判決を破棄、死刑を言い渡した。
昨年3月の1審判決は「結果は重大だが、殺害の計画性は認められない」と死刑を回避。
検察、弁護側双方が控訴していた。
若原裁判長は、「夫婦から借金の申し込みを断られた末の突発的な犯行だった」とする弁護側の主張を退け
「凶器を持って夫婦宅を訪れて、2人を順次殺害した」と指摘した。
判決によると、岩森被告は19年2月21日、近所の田端武司さん=当時(69)夫妻の自宅を訪れ、2人の頭などを鈍器で殴って殺害、
現金約1万円を奪うなどした。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090325/trl0903251735026-n1.htm