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裁判員裁判：来月２７日、京都地裁初の裁判　強盗致傷罪、量刑が焦点　／京都
http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/archive/news/2009/09/20090904ddlk26040496000c.html

　◇今月中旬にも呼び出し状発送、候補者９０人を無作為抽出
　強盗致傷と窃盗罪で起訴された大阪府枚方市の無職、増成聖太被告（３２）の公判前整理手続きが３日、
京都地裁（米山正明裁判長）であり、同地裁で初となる裁判員裁判を１０月２７日から３日間、開くと決めた。
地裁はパソコンで、呼び出し状を発送する裁判員候補者９０人を無作為抽出し、今月中旬にも発送すること
とした。呼び出し状には、裁判員の辞退が認められる理由があるかどうかを尋ねる「質問票」も同封されて
いる。

　検察側と弁護側で事実関係に大きな争いはなく、裁判員が増成被告の家族関係といった身の上や同情す
べき点などを聞いた上で、どんな量刑にするかが焦点となる。

　審理予定は、２７日＝裁判官が裁判員を選任する手続きと検察側・弁護側双方の冒頭陳述、情状証人の
尋問▽２８日＝被告人質問と評議▽２９日＝判決言い渡し−−となっている。言い渡し後の同日午後、裁判
員の記者会見が予定されている。

　起訴状では、昨年８月、東山区で帰宅中の女性のバッグをつかんで転倒させ、けがを負わせた上、現金な
どの入ったバッグを奪ったなどとしている。【熊谷豪】