【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい14【in議論板】

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188朝まで名無しさん
『讀賣新聞』1月15日号朝刊
「ユダヤ人に抗議すれば、仕事失う」
沈黙のアラブ系
*共存の象徴 アラブの村

 イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃は、人口の2割を占める同国の
アラブ系イスラエル人に、「ユダヤ人国家」への不信感を改めて呼び起こしている。
しかし、ユダヤ人の反発を恐れ、多くは沈黙を守る。イスラエルとアラブ共存の
象徴だったはずのアラブ人の村は、強い閉塞感に覆われていた。(イスラエル中部
アブゴシュ村で、加藤賢治)
 エルサレム西郊外約10`・bのアブゴシュ村。第1次中東戦争(1948年)で
「中立」を貫き、周辺に約40あったアラブ人集落で唯一、イスラエルによる
住民追放を免れた。村民約7000人の99%がアラブ系で、ガザ住民の「同胞」だ。
 村に約10軒あるアラブ料理店は、ユダヤ人客に人気だったが、12月27日の
ガザ攻撃以降、客足は激減した。レバノン料理店の店長は「ユダヤ人客は4割減だ」
と嘆き、ある村民は「ガザ紛争で、アラブの村に来るのが怖くなったのさ」と冷笑した。
 村民は、ガザ住民の窮状に義憤を感じているが、口数は少ない。カフェで
水たばこを楽しんでいた板金工オマル・アブゴシュさん(40)が、「ユダヤ人に
抗議すれば、我々は仕事を失う。この村は、イスラエルの占領下にあるんだよ」
と自嘲気味に話すと、仲間が「柵のない刑務所だな」とうなずいた。アブゴシュさんは、
「(ガザを実効支配するイスラム原理主義組織)ハマスも、イスラエルも我々は
支持しない。だが、それを公言すれば、双方から裏切り者と批判される」と、
板挟みにあるアラブ系イスラエル人の立場を説明した。
(続く)
189朝まで名無しさん:2009/01/16(金) 17:01:16 ID:Ui/clM1j
>>188より
 一部の村民は反政府デモを3回計画したが、村当局は許可しなかった。
サリム・ジャビア村長は「デモが起きれば、政府補助金の削減や、ユダヤ系企業で
働く村民の解雇など、嫌がらせがあるだろう」と説明し、こう続けた。
「この村は、ユダヤ人に取り囲まれた小さな島なのです」
 イスラエル国内の「ユダヤ対アラブ」の火種は、ガザ紛争を機に再燃し始めている。
中央選挙委員会は12日、「反イスラエルの武装闘争支援」などを理由に、
アラブ系2政党の2月総選挙への参加資格を剥奪した。最高裁は選挙委の決定を
棄却する見通しだが、約140万人のアラブ系イスラエル人に、改めて
「アラブへの差別」を痛感させた。同国サッカー協会は、アラブ系サポーターの
騒乱を警戒、アラブ系地域での試合を中止したままだ。
 アラブ系住民は、不満を訴える機会さえも失いつつある。