>>188より
一部の村民は反政府デモを3回計画したが、村当局は許可しなかった。
サリム・ジャビア村長は「デモが起きれば、政府補助金の削減や、ユダヤ系企業で
働く村民の解雇など、嫌がらせがあるだろう」と説明し、こう続けた。
「この村は、ユダヤ人に取り囲まれた小さな島なのです」
イスラエル国内の「ユダヤ対アラブ」の火種は、ガザ紛争を機に再燃し始めている。
中央選挙委員会は12日、「反イスラエルの武装闘争支援」などを理由に、
アラブ系2政党の2月総選挙への参加資格を剥奪した。最高裁は選挙委の決定を
棄却する見通しだが、約140万人のアラブ系イスラエル人に、改めて
「アラブへの差別」を痛感させた。同国サッカー協会は、アラブ系サポーターの
騒乱を警戒、アラブ系地域での試合を中止したままだ。
アラブ系住民は、不満を訴える機会さえも失いつつある。