979 :
朝まで名無しさん:
続
尤も、もし、それが物理的にしょっちゅう起こっていれば、戦争や諍いなど起こりえない。
しかし、人間は社会的動物というのが一大特徴で、人間というだけで、一隻の舟に乗って、
運命を共有している。
にも拘わらず、その乗り組み員を抹殺し続ければ、その共同体は二度と同じものにはならないのだ。
できうるだけ努力して、「切り捨て」ではなく「修正、修繕」しながら、その共同体を維持するべきなのだ。
極端な話だが、例えば、ある本来なら死刑に値する罪を犯した人がいるとする。
しかし、その人は、その人だけしか持っていない、ある伝染病の抗体をもっていたとしよう。
確かに、共同社会で暮らすには危険過ぎるかも知れないが、
社会がまず考えるべきは、矯正だろう。
同じように、どんな死刑囚であろうと、人間としてどんな可能性をもち、人類に貢献できるかしれないのである。
まずは、セカンドチャンスを用意するべきだ。