(朝鮮人密入国者に関する発言録)
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http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_logout.cgi?SESSION=3440 [001/001] 22 - 衆 - 法務委員会 - 23号 昭和30年06月18日
○小泉政府委員の発言の抜粋
一方向うからは、入れれば、それこそ手段方法を選ばず、命がけでも密航をして、
方法さえつけば怒濤のごとくどんどん入ってくる。
そしてこちらから強制送還をしようと いたしましても、韓国の政府がこれを容易に
受け付けないというところに、人道問題だけ では解決しない大きな国と国との
外交問題と申しますか、もう入国管理局だけでは手に負えない大きな外交問題
となってここに横たわっておるのは、私が申し上げるまでもなく、
御理解をいただいておると思うのであります。
ですから、要するに、こちらは国際的ないわゆる紳士としての態度をもって韓国に
接しましても、韓国の方は、紳士的でないとは申しませんが、御承知の通り李承晩ライン、
その他漁船の拿捕の問題、こちらから、密航した者を密航したという確証をあげて
韓国に申し入れましても、その送還を容易に受け付けない、こちらは向うから出てきた
者を受け入れっぱなし、不法入国であろうが何であろうが、返すことができないで、
大村収容所にはますます人員がふえていく、それをみな国費で、国民の血税で
養ってやらなければならない、その取扱いについても、きわめて懇切丁寧にしなければ、
人権じゅうりんというような問題まで起きてくる。これを大まかに考えますと、
一体日本のためにやらなければならないのか、日本国民の血税の犠牲において、
韓国人をまず第一義として大事にしてあげなければならないかというようなところまで、
考え方によっては行く問題であると私は思うのであります。