【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい13【in議論板】

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177朝まで名無しさん
世界日報 ハマス、孤立無援、アラブ世界から浮き立つ
パレスチナ自治政府もハマス支援に難色
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090104-235629.html

 【カイロ4日鈴木眞吉】パレスチナ自治区ガザを昨年6月に武力支配した
イスラム教根本主義過激派組織ハマスに対するイスラエル軍による攻撃は4日、
空爆開始後の8日目にして地上侵攻に発展したが、ハマスを支援するアラブ諸国及び
国際社会の反応は鈍く、ハマスは孤立無援の中、窮地に陥っている。

 同じパレスチナ人として、身内であるはずのアッバス・パレスチナ自治政府議長は、
空爆開始当初はイスラエルを批判していたものの、ハマスの対イスラエル停戦破棄が
イスラエルの攻撃を招いたとして、ハマス批判に転じた。

 ハマスとイスラエルの仲介役を演じ、またハマスとアッバス議長率いるPLO(パレスチナ解放機構)
主流派ファタハとの仲介役を演じてきたエジプト政府も、ハマスの要求するガザとの境界線、
ラファ検問所の無条件解放には応じず、病人など限定された人物・物資の往来のみ許可している状態だ。

 ムバラク大統領は、ラファ検問所全面開放の条件として、アッバス議長が権限を
持つことを条件とし、実質ハマスを切り捨てた立場に立っている。

 今までのエジプト側の忍従の限りを尽くした仲介努力を無視し、対イスラエル停戦を破棄した
ハマスの身勝手さに対する怒りは、エジプト政府及びパレスチナ自治政府の共通認識のようだ。
「堪忍袋の緒が切れた」状況とも言えよう。更に、イランを背後に持つ、レバノンのイラン系イスラム教
シーア派根本主義武装過激派組織ヒズボラが、エジプト政府に対し、「ラファ検問所を解放し、
食料や物資のみならず、武器弾薬をもガザ側に搬入させるべきだ」との要求を突きつけたことが、
エジプト政府の更なる怒りを誘発したようだ。アブルゲイト・エジプト外相は、訪問先のトルコで、ヒズボラを厳しく批判した。

(中略)
178朝まで名無しさん:2009/01/05(月) 00:24:29 ID:boTOPChx
>>177より
 従って、アラブ連盟(21カ国1機構加盟:本部カイロ)が1月2日をめどに開催を企画した
アラブ首脳会議(アラブサミット)は、12月31日のアラブ外相会議で決定することができず
宙に浮く結果をもたらした。エジプトとサウジアラビアなど穏健派諸国が開催に反対、開催に
前向きだった国はシリアなど10カ国に留まった。

 サウジアラビアも昨年、ハマスとファタハの仲介を試みており、ハマスの身勝手な本質を見抜いていたものと見られる。

 ハマスの問題点は、身勝手さもさることもながら、より本質的には、その身勝手さを引き出す、ハマスの
体質にあるものと見られる。その体質とは、パレスチナを「イスラム国家」として創建することを願う、
イスラム教根本主義過激派思想にある。その思想は、「イスラムこそ解決」(ハマスの源流エジプトの
ムスリム同胞団の標語の一つ)とする、宗教的独善主義に帰結する。その独善主義のゆえに、
イスラム教以外の宗教を基本的には認めない、宗教思想の自由を極度に制限する反民主主義的体質を持つことになる。

 さらに重大な問題は、ハマス指導者はガザ住民の一人一人の命に対する責任を放棄し、
自らが逃走することに懸命な状況にあることだ。ロケット弾発射が、イスラエルの攻撃を
招くことを重々知りながらも、「イスラエルに対する抵抗」などという身勝手な論理に固執、停戦をも破棄した。
一方、イスラエルは民主主義国家として、たとえ一人が負傷しても、政府が責任を持つという立場にあり、
公的責任性において、ハマス政権と雲泥の差をつけている。一人の命の大切さを、どちらが真剣に考えているかは一目瞭然とするところだ。

 国連安保理では、米国のみならず英国も、イスラエル側を一方的に批判するリビア提出の決議案
(実際はアラブ連盟が起草)に反対、成立を見なかった。アラブ連盟のムーサ事務局長も、自身の
持つアラブ民族主義の殻を越えられず、エジプトやサウジアラビアと葛藤を演じている。

2009/1/4 23:56