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税金泥棒:
今月中旬,創価学会の会館で開かれた地区座談会に誘われて参加し,信じられない光景を見た。
・・・女性幹部が「これから参院選の投票練習をします」といい,投票用紙大の白紙を2枚
ずつ配った。一枚には公明党推薦の候補者名を,もう一枚には公明党と書くよう指示。
書き終えると,幹部が一人ずつ点検していく。「もっとはっきり書いてください」と注意された人もいた。
・・・年金問題に取り組む公明党の活動PRの紙芝居もあり,「・・・責任は(民主党の)管代表代行にある」
と幹部は説明。一時間半ほどで終わり,投票練習があった。
税金を免除されている宗教法人の会館で,堂々と特定政党の選挙活動が行われていることに疑問を持った。
そして,幹部からの指示と情報に従って行動する生き方は,私には理解できなかった。
(『朝日新聞』2007.6.25.朝刊13面「声」の欄)