卑劣な犯罪者、小林一美実行犯(45)に実刑を望む声多数★126
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惟任日向守:
「朝潮型」は、1937年(昭和12年)から1939年(昭和14年)にかけて順次竣工しました。
初期に竣工した艦の公試運転の際、旋回圏が大きいことが判明しますが、舵面積の増加と艦尾形状の変更が行われ、この問題は解消されました。
しかし、本型は大きな問題点を抱えることになります。
1937年(昭和12年)末、中支方面へ出動していた「朝潮」のタービン翼が折損する事故が発生しました。
そこで急遽、姉妹艦のタービンを検査したところ、やはりタービン翼の折損が発見されたのです。
事は重大でした。
場合によっては、海軍の全艦艇のタービンが不良があるかも知れないからです。
海軍は急いで対策委員会(臨時機関調査委員会)を組織し、徹底した原因の究明を行いました。
その結果、タービン翼の折損が本型だけに発生することが確認され、またその原因が共振現象であると結論づけられました。
この、通称「臨機調事件」のため、「朝潮型」の各艦は竣工後すぐに予備艦に指定され、タービンの改良を行ってから艦隊に編入されることになったのです。