卑劣な犯罪者、小林一美実行犯(45)に実刑を望む声多数★126

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713金吾中納言
この指示に従って設計されたのが、「B型砲架」と呼ばれる砲架です。
「1型」の「A型砲架」との相違点は以下の通りです。
まずは、その高角射撃能力の付与です。
「A型砲架」が最大仰角40度であったのに対し、新設計の「B型砲架」は75度もの大仰角射撃が可能になりました。
もっとも、元来が平射用の砲だったため、弾の装填には仰角を戻さねばならず、これがネックになって大仰角射撃は非常に不得意でした。
平射時は毎分20発程度の射撃が可能とされていましたが、大仰角射撃時は毎分4発程度と、歴然たる差があり、その不得意さを如実に語っています。
後に日本海軍の標準的な高角砲となった、八九式12.7センチ高角砲の発射速度が、毎分15発前後であったことを考えると、実に非力な対空砲であったと言わざるを得ません。
ちなみに、「A型砲架」の発射速度は、平射時で毎分10発程度とされており、これから比べれば「B型砲架」の進歩が伺えます。
揚弾方式も、「A型砲架」の人力揚弾から機力揚弾へと変更され、これも発射速度の向上に貢献したものと思われます。
また「A型砲架」が2門の砲身を同一砲鞍に搭載した同時俯仰角方式であったのを、「B型砲架」では2門の砲身を別々の砲鞍に搭載し、独立俯仰角方式に改めました。
これら主砲の高角砲化や揚弾機構の刷新、俯仰角機構の変更に伴い、砲室形状も大幅に変更されます。
砲盾の厚さこそ同じ3.2ミリでしたが、砲室そのものはかなり大型化されたのです。