卑劣な犯罪者、小林一美実行犯(45)に実刑を望む声多数★126

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686金吾中納言
さて、その肝心の魚雷兵装ですが、「峯風型」「神風型」が、連装発射管3基という装備方法を採ったのに対し、本型は日本駆逐艦としては初の三連装発射管を採用し、これを2基搭載することにしました。
この三連装発射管の採用がいかなる理由によるものか、資料では特定することが出来ませんでした。
想像では、以下のとおりです。
まず、本型に搭載される新型の大直径魚雷は、従来の魚雷に比べ、全長・重量ともにかなり大型でした。
全長でおよそ1.5m、重量にして約1tも増しています。
特に魚雷の長大化が問題で、艦型そのものは「神風型」と同様の本型では、従来の連装発射管3基という装備方式では収容しきれなかったのではないかと思われます。
事実、艦橋前部に装備されている1番連管は、発射管が長くなった為に収容しきれず、船首楼の切り欠きを大きくしています。
そこで艦型図を見ると、「神風型」では2番連管と3番連管が装備されている部分ですが、本型では2番連管が1基だけ搭載されています。
ここに61センチ魚雷の発射管を2基装備することは、空間的に無理があるように見え、これが三連装発射管採用の最大要因であると思います。
いくつかの書籍には、「基数が減少したことにより、全体的な配置が楽になった」と記述してありますが、三連装発射管の採用が先なのか、それとも配置を楽にする為に三連装発射管を開発したのか、
因果関係を明確にしていないため、言葉どおりに受け止めることは危険であるような気がします。
この他にもう一つ、魚雷に関連する特記すべき改正点があります。
本型は、日本駆逐艦として初めて、全発射管分の予備魚雷6本を搭載します。「神風型」も予備魚雷を搭載していますが、予備は2本だけです。
後の次発装填装置のような、戦場での急速装填は不可能ですが、これによって駆逐艦母艦、あるいは補給艦、基地などからの補給を受けずに、二度目の全力水雷戦を可能ならしめています。