拉致事件を本音で語れ!偽善排除 第四十ニ章

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しかし、ここにきて、ある「奇妙な報道」が地球の裏側で突然流され始めた。
これを流したのは「ノイエ・チューリッヒャー・ツァイトゥング」、世界有数
の金融大国であるスイスのチューリッヒで発行されている伝統あるドイツ語新
聞だ。
11月19日付の同紙インターネット版に掲載された記事「初心者のための北朝鮮
入門」がその記事である。20日にメールマガジン「元外交官・原田武夫の『世
界の潮目』を知る」(外部サイト)でご紹介したその内容を、かいつまんで言
うと、次のとおりとなる。
「約1年前より、ブッシュ政権は北朝鮮が米ドルを偽造していると主張し、こ
れが現在、各国によって行われている対北朝鮮経済制裁を発動する際の根拠と
なった。しかし、そもそも極貧の北朝鮮に、米国すらも驚愕(きょうがく)す
るような偽札を作りあげる能力があるのだろうか? ――ドイツの有力紙であ
るフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(Frankfurter Allgemei
ne Zeitung)の元特派員で、紙幣専門家であるクラウス.W.ベンダー氏は、
今年5月に刊行した著作『マネーメーカーズ』でそうした疑問を投げかける。
それでは一体、北朝鮮以外の誰がそうした精巧な偽米ドルをつくっているとい
うのだろうか。確信を持ちつつも、用心深く、ベンダー氏は米国・ワシントン
の北部を指差すのである」

424:2007/02/20(火) 11:38:38 ID:IvnhJU6Y
要するに、「北朝鮮による偽米ドル作り問題」とは、米国による自作自
演の疑いがあるというのだ。このことが「真実」であった場合、私たち
=日本の個人投資家が持っている「世界観」はものの見事に崩壊するで
あろう。なぜなら私たちはこれまで、「北朝鮮とはリスクであり、その
リスクから救ってくれるのが米国である」とマスメディアを通じて思い
込まされてきたからである。その「救世主」こそ、「地震源」であると
は、まさに悪夢のコペルニクス的展開としか言いようがない。個人とし
ての投資のみならず、安倍政権の下、「国家全体」としてもブッシュ政
権率いる米国に「賭けて」きた日本人としては、もはやあぜんとして立
ち尽くすしかないのだ。
425:2007/02/20(火) 11:42:22 ID:IvnhJU6Y
歴史的に、米国が自ら奥の手としての経済撹乱工作を行なっていた
これまでこのコラムでは、北朝鮮を何度も取り上げる中で、北朝鮮問題
の核心とは何かを探ってきた。ところがそこで述べた内容について、お
決まりの「陰謀論」とのレッテルを貼りたがる人たちがいまだに大勢い
る。そのようにして固定観念をあえて重ね塗りすることによって、日本
の個人投資家の方々が自ら思考し、米国によって「閉ざされた言語空間
」である日本のメディアを乗り越えつつ、投資活動を行うのを妨げよう
とする彼らからの「反論」を、あらかじめ先取りする形で申しあげてお
きたいことが一つある。
それは、歴史的に見れば何を隠そう、米国こそ、軍事作戦の中では偽造
紙幣を容赦なく用いる国家であることは明らかだということだ。たとえ
ば、1945(昭和20)年から日本を占領統治したGHQの内部部局である
「参謀第2部(G2)」の傘下において、日本および朝鮮半島での情報工
作活動にあたっていた特殊機関「Z機関(キャノン機関)」で参謀格を
つとめた韓国人将校・延禎はその著書「キャノン機関からの証言」(番
町書房)の中で、1951(昭和26)年当時、「某国内の経済撹乱をおこな
うというプラン」として偽札の製造を含む通称「冷蔵庫作戦」があった
ことを認めている。

 延禎はこの「某国」が一体どこであるのかは明示していない
426:2007/02/20(火) 11:47:55 ID:IvnhJU6Y
延禎はこの「某国」が一体どこであるのかは明示していない。しかし、
この計画が立案されたのは、韓国軍などが朝鮮戦争で苦戦していた1950
(昭和25)年当時であったことを示唆していることから、おそらくは北
朝鮮による支配地域での経済撹乱を狙っての作戦であったのだろう。

延禎によれば、結局、冷蔵庫作戦は上司の命令によって取りやめとなり
、日本の警察から引渡しを受け、協力者として育てようとしていた偽札
づくりの名人たちも解放したのだという。しかし、「一事が万事」であ
る。軍事的な作戦行動として、米国が偽札づくりをこのほかにも無数に
計画し、実施してきたことは当然想定できるのである。しかも、朝鮮戦
争の結果、「終戦」ではなく「停戦合意」しか結んでいない米国と北朝
鮮はいまだに「戦争状態」にある。つまり、いかなる形であれ、北朝鮮に
対する勝利のためであれば軍事作戦を行うことは、米国政府にとって
「正しいこと」なのである。そしてそのなかから、米国が自ら奥の手と
しての経済撹乱工作、すなわち「偽札作り」を排除するわけもない
(ちなみに米軍が一般の「米ドル」とは別の特殊な「米ドル」を自ら発
行しているということは、マーケットの深淵な場所に暮らす人々であれ
ば知っている「事実」である)。


427:2007/02/20(火) 11:59:21 ID:IvnhJU6Y
第三に、この報道が典拠としているベンダーの著書はドイツで出版され
たものである。ブッシュ政権にとって不利な内容である以上、事実上の
差し止めを狙って、何らかの工作ができたはずである。しかし、それが
おこなわれずに世に出たため、半年もたった今になってスイスの新聞に
引用されるに至っている。――この本の出版を可能にした勢力は、ブッ
シュ政権とその背景よりも「大きな存在」であるのか否か。もしそうで
あるならば、一体、どこの誰なのか。

 こうしたいくつかのポイントを読者の方々がじっくりと考えている間
にも事態は進行し、やがて(実は仕組まれている)ひょんな出来事から
「事の実態」が徐々に明らかになってくることであろう。すると、「今
年の春から、『北朝鮮が偽米ドルづくりの犯人だ』とブッシュ政権と一
緒になって騒いできた日本のメディア、そしてその中でそうした持論を
展開してきた有名ジャーナリスト氏とは一体何者なのか」という疑問を
持たざるを得なくなってくるはずだ。――「構造改革」を叫ぶ論陣、そ
してその背後にいる米国が、唯一温存してきた「構造」が日本のメディ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


428:2007/02/20(火) 12:01:59 ID:IvnhJU6Y
 戦後まもなくにおこなわれたGHQによる占領統治の中で「閉ざされた
言語空間」にとどまっている限りにおいて、日本人の個人投資家たちが
その呪縛から自らを解放する手立ては残念ながらほとんどない。だが、
それをあえて実現するには、言語の壁を乗り越えつつ、「閉ざされた言
語空間」の向こう側に広がる「真実」という豊穣な土地に勇気をもって
飛び込むしかない。皆様がそうした「勇気ある一歩」を踏み出すための
お手伝いを、日々全力ですること。――これが今の私に与えられた天命
なのだと思っている。

※ 原田武夫についてのさらに詳しい情報は、「しごとの自習室 - 原田
武夫通信」をご覧ください(外部サイト)。



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だ]
前のコラム: [第18回 「奥の院」は今、何を考えているのか?]

429:2007/02/20(火) 12:03:55 ID:IvnhJU6Y
元外務省北朝鮮班長の原田武夫氏のコラムから引用させて頂きました。
ここに記して原田氏に深く感謝いたします、
430:2007/02/20(火) 14:27:49 ID:IvnhJU6Y
アメの工作員手島龍一ちゃん、如何するどうする?WWWW
431:2007/02/20(火) 15:56:39 ID:IvnhJU6Y
手島龍一ちゃん、
ブッシュを支える存在より『大きな存在』って何なの〜?WWW
ブッシュの手先工作員の手島ちゃんは大丈夫かな〜?WWWW