【北朝鮮】拉致被害者・家族・支援者応援総合スレ23

このエントリーをはてなブックマークに追加
641
延禎はこの「某国」が一体どこであるのかは明示していない。しかし、
この計画が立案されたのは、韓国軍などが朝鮮戦争で苦戦していた1950
(昭和25)年当時であったことを示唆していることから、おそらくは北
朝鮮による支配地域での経済撹乱を狙っての作戦であったのだろう。
延禎によれば、結局、冷蔵庫作戦は上司の命令によって取りやめとなり
、日本の警察から引渡しを受け、協力者として育てようとしていた偽札
づくりの名人たちも解放したのだという。しかし、「一事が万事」であ
る。軍事的な作戦行動として、米国が偽札づくりをこのほかにも無数に
計画し、実施してきたことは当然想定できるのである。しかも、朝鮮戦
争の結果、「終戦」ではなく「停戦合意」しか結んでいない米国と北朝
鮮はいまだに「戦争状態」にある。つまり、いかなる形であれ、北朝鮮
に対する勝利のためであれば軍事作戦を行うことは、米国政府にとって
「正しいこと」なのである。そしてそのなかから、米国が自ら奥の手と
しての経済撹乱工作、すなわち「偽札作り」を排除するわけもない(ち
なみに米軍が一般の「米ドル」とは別の特殊な「米ドル」を自ら発行し
ているということは、マーケットの深淵な場所に暮らす人々であれば知
っている「事実」である)。


642:2007/02/20(火) 11:55:02 ID:IvnhJU6Y
まず第一に、米国による「宣伝工作」にもかかわらず、なぜスイスは果
敢にも「北朝鮮による偽札作りとは、米国による自作自演の可能性があ
る」と報じたのだろうか。一般の日本人にとってまったくなじみがなく
とも、この「ノイエ・チューリッヒャー・ツァィトゥング」とは欧州随
一の伝統ある新聞であり、しかも金融都市・チューリッヒに流れる世界
中の情報をキャリーするものとして名高い。これに掲載するのに、何ら
かの戦略的な意図がないとは思えない。ちなみにここにきて急に、スイ
ス・フラン買いとドル売りが一つの流れとなりつつ、世界的な「ドル安
」が生じている。

 第二に、こうした記事がなぜ「今」報じられたのであろうか。六か国
協議が12月中旬にも再開されるというタイミングで、こうした報道が出
ることによって、最も不利益を被るのはブッシュ政権であるはずだ。そ
うなると、スイスと米国との関係は今、一体どういった状況におかれて
いるのだろうか。北朝鮮を巡って、どんな「利益相反」があるのだろう
か。

643:2007/02/20(火) 11:58:09 ID:IvnhJU6Y
第三に、この報道が典拠としているベンダーの著書はドイツで出版され
たものである。ブッシュ政権にとって不利な内容である以上、事実上の
差し止めを狙って、何らかの工作ができたはずである。しかし、それが
おこなわれずに世に出たため、半年もたった今になってスイスの新聞に
引用されるに至っている。――この本の出版を可能にした勢力は、ブッ
シュ政権とその背景よりも「大きな存在」であるのか否か。もしそうで
あるならば、一体、どこの誰なのか。

 こうしたいくつかのポイントを読者の方々がじっくりと考えている間
にも事態は進行し、やがて(実は仕組まれている)ひょんな出来事から
「事の実態」が徐々に明らかになってくることであろう。すると、「今
年の春から、『北朝鮮が偽米ドルづくりの犯人だ』とブッシュ政権と一
緒になって騒いできた日本のメディア、そしてその中でそうした持論を
展開してきた有名ジャーナリスト氏とは一体何者なのか」という疑問を
持たざるを得なくなってくるはずだ。――「構造改革」を叫ぶ論陣、そ
してその背後にいる米国が、唯一温存してきた「構造」が日本のメディ
アなのである。しかし、北朝鮮をめぐりまもなく生じるであろう「事態
の急変」によって、その中でたくみに泳いできたはずのメディア人たち
の化けの皮がはがされる可能性がある。正にこれこそ、ヘーゲルの歴史
哲学でいう「理性の狡知」にほかならない。

 
644:2007/02/20(火) 14:32:46 ID:IvnhJU6Y
『大きな存在』ってブッシュより怖い存在?WWWW
手島龍一ちゃんはブッシュの工作員だけども大丈夫カア?WWWW