>>761 質問書・案
私たちは、大峰山の女人禁制について、
「人権」「男女平等」の観点から強く疑問を抱くものです。
あなたがたは「信仰」の観点から、「女人禁制」を維持されているわけですが、
普遍的な価値である「人権」「平等」の観点から、
一定の場所への立ち入りを禁止することはできません。
女性達は憤りを感じています。
また、あなたがたが関知することではないかもしれませんが、
現在では、「性同一性障害」も問題となっており、
性の概念は揺らいでいます。
私たちは、このような時代において、
「女人禁制」という固定化された「性」による人権上の排除は
許されないと考えます。
ただ、上記のとおり、歴史的な信仰が関わっており、
それがあなたがたにとって、大切なものであることは事実です。
私たちは、人権を尊重する一方で、多様性を尊重する観点から、
性急に「女人禁制」という信仰形態を否定することを避けたいと思います。
1 女人禁制の根拠は何でしょうか。
2 現代においても、「女性は不浄」というお考えをお持ちですか。
3 解禁については、どのようにお考えですか。
とりあえず、以上3点にお答えいただいて、
そこから、議論を深めて行ければと考えます。
つきましては、
話し合いを息長く続けていきたいと思いますので、
両者が対等に話し合える場を設定したいと考えております。
特にあなたかだから提案がなければ、
当方から提案させていただきたいと存じます。