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そこで日本は、熱河省の農民にケシを栽培させ、それを満州国全体のアヘン
中毒者や他の占領地に売りつけます。つまり労働力として収奪し、さらに
消費者として収奪する訳です。「このシステム成立によって、日本側は、
日本本土から資源を何一つ持ってくることなく、経常的、かつ、安定的に
利益を得ることができた。阿片専売制からあがる利益は莫大なものであって、
それは満州国の植民地財政の基幹部分を形成した」のです。そしてアヘン吸煙
の習慣のない朝鮮ではアヘンをモルヒネに加工し、それを朝鮮人に売りつけま
した。朝鮮ではモルヒネは野放しだったのです。
さらに日本は蒙彊地区(蒙古連合自治政府)のアヘンに目をつけます。蒙彊
地区では、アヘンを年間400〜500t生産し、大部分は中国本土の軍事占領地域
で消費されました。
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@:2006/10/24(火) 22:18:13 ID:Xo6bpIhX