委員長との面会勧める 元事故調委員、JR西に
尼崎JR脱線事故の調査をめぐり、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現運輸安全委員会)の山口浩一元委員が、
JR西日本の山崎正夫前社長側に、後藤昇弘委員長との面会を勧めていたことが31日、分かった。面会は実現しなかっ
たが、運輸安全委が進めている事故調査の検証作業に影響しそうだ。
山口元委員によると、事故調査の最終報告書の取りまとめが進んでいた2007年4月ごろ、「(07年2月に委員長に
就任した)後藤さんは東大で山崎さんと一緒(同級生)」などとして、山口元委員が仲介することを山崎前社長側に提案。
しかし、山口元委員が後藤委員長に話を持ち掛けると「専門が違い、山崎前社長のことは知らない」と断られたという。
後藤委員長は取材に対し「面会はしておらず、そもそもそのような働き掛け自体なかったと思う」と話している。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009123101000186.html