「新しい歴史教科書をつくる会」賛同者が続々脱落@議論板8

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150朝まで名無しさん
【朝日社説 2006/04/04】
侵略と進出、事実を踏まえ論じよう…安倍官房長官の発言は、
政府の姿勢に疑念を抱かせかねない [4/4]

 中国との外交などをテーマにした日曜日のテレビ番組で、安倍官房長官が82年の
「教科書書き換え問題」について発言した。次のような趣旨である。
 教科書検定によって「侵略」を「進出」に改めたと報じられ、中国や韓国から抗議され
た。日本は官房長官談話で事実上それを認め、謝罪した。しかし、「進出」と書き換え
られた事実はなかった。ちゃんと調べて説明すればよかった。結果として大変な誤り
を犯してしまった--。
 政府のスポークスマンの発言である。検定で「侵略」という言葉を書き換えさせたこと
はまったくなかったと受けとめた人が多いのではないか。
 また当時の政府は事実を調べもしないまま、官房長官談話を出して中国などに謝っ
た。そう思った人もいるだろう。
 しかし、いずれも事実とは異なる。
 教科書の書き換えが問題になったのは24年前だ。若い人は知らないし、記憶が薄れ
た人も多いだろう。そんな中で、事実の一部だけを取り上げ、当時の政府判断を誤り
と決めつけるような発言がそのまま独り歩きしては困る。これを機に、事実のおさらい
をしておきたい。
 82年6月、高校の教科書について検定結果が報道された。朝日新聞を含め多くの
新聞や放送が、「華北を侵略」という記述が検定によって「華北に進出」に変えられた
などと伝えた。
 ところが、その後、「華北に進出」という表現は検定前から書かれていたことがわかっ
た。その限りでは、安倍氏の指摘した事実はある。当時のずさんな取材を率直に反省
したい。
 では、「侵略」という言葉がすんなり検定を通るような状況だったかといえば、そうでは
ない。中国との関係に限っても「侵略」の言葉を削られたり、「侵入」に変えさせられた
りする変更が計4カ所あった。東南アジアについては「侵略」を「進出」に変えた例も
あった。
 それ以前の検定では、中国との関係で「侵略」を「進出」に書き換えさせられたことも
あった。 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1144100649/l50