1 :
頑張れ受験生!:
2 :
議論の発端となった、「ひろしまの旅」参加生徒の作文:2006/03/29(水) 23:22:58 ID:aVX9lZZF
議論の素材として、貼り付けておきます。
オリジナルのソースは、こちらです。
http://www.joshigakuin.ed.jp/jg_news_bk2002_7-2.htm#hirosima 私は広島という街に、今回初めて行った。そこに戦争や原爆の面影はほとんど見られなかった。
原爆ドームを見た時も、何か不思議な感じがした。周りと比べると思っていたよりも小さく、街になじみすぎているような気がしたからだ。
資料館で数々の悲惨な姿を見て、やっとここは本当に広島なんだ、と実感した。これは今私がいる「この地」で起こったことなのだと。
時間が経つと街の外見は変わるものだ、と強く感じた。
これから先、どんどん被爆者の方が少なくなる。その分私たち若い世代が戦争や原爆のことをしっかり心の中に入れ、次の世代に伝え
なければいけない。街の外見は変わっても、その中にあるものや私達の戦争に対する気持ちは変わってはいけない。
被爆者の方のお話は、それまでの自分の知識を超え、想像以上に辛いものだった。思い出すだけでも嫌なはずなのに、それでも語り続
けているのは、本当に、心から、同じことを繰り返してはいけないと思っているからだろう。運良く助かった自分の命で、いったい何が出来
るだろうかと考えたからこそだと思う。
3 :
朝まで名無しさん:2006/03/29(水) 23:24:16 ID:aVX9lZZF
>>2の続き。Part 1 以来議論になってきた対象は、ここから始まります。
さらに「原爆をなぜ落とされたのか」というお話にも深く考えさせられた。落とした側だけでなく、日本、特に日本政府にも大きな責任があ
るということだ。日本は原爆を落とされても仕方がないような行為をアジアの国々にしていたし、実際に原爆のおかげでその国々の人々は、
日本の侵略から逃れられたのだ。
しかし、だからと言ってやはり原爆の存在を認めてはいけない。核保有国は何のために核を持つのだろうか。おそらく、自国の力を他国
に示すためだと私は思う。そしてその理由は、自国が政治的にも、社会的にも他国より優位に立つためだ。
私には、「他国より優位にたちたい」という発想自体、何か間違っているような気がする。核の問題以前に、国同士は自国のことばかりで
はなく相手の国の事も考え、平和に接し合える時代になってほしい。
けれども、現実問題、それは、机上の理想論であろう。ならば、せめて核は永久的に使用されず、無用の長物となることを祈るばかりであ
る。
その為にもこれからは、唯一の被爆国として世界に、核のおそろしさ、それを使用する人間の愚かしさを全世界の人達に伝えていかね
ばならないと思う。
4 :
朝まで名無しさん:2006/03/29(水) 23:25:17 ID:aVX9lZZF
で、
>>2-3の作文を読んで、JG現役生徒が、次のような意見をPart 1 に書き込んだ。
これが、議論の発端となった。
669 :名無しさん@自治スレでローカルルール改正議論中 :2005/11/06(日) 16:51:56 ID:wwnJ/yC7
www.joshigakuin.ed.jp/jg_news_bk2002_7-2.htm
↑の広島旅行の感想文、日本人としてどう思うよ?
原爆落とされて死んだ人は自業自得だって思ってるらしいよ。
うちの学校の先輩でこんなの書くのって・・
5 :
朝まで名無しさん:2006/03/29(水) 23:26:06 ID:aVX9lZZF
次にPart 1で問題になったのは、この↓本。
この「高文研」という出版社は、その出版書目を見ると、明らかに「ある政治的傾向」をもっている
と判断されるのだが、学校側が、ここに生徒の作文を実名掲載するにあたって、出版社の性格をふく
む十分な説明責任をきちんと生徒や保護者に果たしたのかどうか、疑念が生まれている。
15歳が受け継ぐ平和のバトン―祖父母に聞いた235の戦争体験
女子学院中学校「祖父母の戦争体験」編集委員会 (編集)
価格: ¥3,150 (税込)
単行本: 889 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 高文研 ; ISBN: 4874983189 ; (2004/02)
6 :
朝まで名無しさん:2006/03/29(水) 23:26:55 ID:aVX9lZZF
この「高文研」という出版社は、次のような本も発刊しています:
『未来をひらく歴史―日本・中国・韓国=共同編集 東アジア3国の近現代史』
日中韓3国共通歴史教材委員会 (著)
価格: ¥1,680 (税込)
単行本: 223 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 高文研 ; ISBN: 4874983413 ; (2005/06)
アマゾンで検索してみたら、
「この本を買った人はこんな本も買っています」のコーナーが、こうなってました:
日韓共通歴史教材 朝鮮通信使―豊臣秀吉の朝鮮侵略から友好へ日韓共通歴史教材 日韓共通歴史教材制作チーム (編集)
いまこの世界をどう見るか―アジア・アフリカ・ラテンアメリカ 不破 哲三 (著)
歴史教科書と日本の戦争 不破 哲三 (著)
私の戦後六〇年 日本共産党議長の証言 不破 哲三 (著)
韓洪九の韓国現代史〈2〉負の歴史から何を学ぶのか 韓 洪九 (著), 高崎 宗司 (翻訳)
★不破哲三著が3冊も。
以下のブログにコメントがあったので、御参考までに。
http://boyakkies.blog12.fc2.com/blog-entry-14.html 「未来を開く」?教科書???
今日の新聞の下の方、本の広告にも載っていましたが こんな本を大々的に販売するそうです
※初めてこの出版社(高文研)のHPを見ましたが、いわゆる”その手の本”しか発行しない
偏った思想傾向を持つところとお見受けしました。あくまで私見ですが。
つまり中国・韓国人と同化した歴史観を持っている自称日本人たちが勝手に「自分たちは日本人
の代表で〜す」と名乗って、中国・韓国にすり寄って作ったような本であるのが見え見えなんですが…。
ただ、この団体は日教組には影響力が強そうなので、副教科書として大量に買わされそうですね…
税金で。(この本は中学生の副読本として作ったつもり らしい です
7 :
Part 1 での議論ご紹介:2006/03/29(水) 23:27:50 ID:aVX9lZZF
前の前のスレ Part 1 では、この問題について激しい議論が戦わされました。
しかし、すでにdat落ちしており、一般の人はアクセスし難いので、主な発言を以下にコピペしておきます。
8 :
Part 1 759 :2006/03/29(水) 23:28:47 ID:aVX9lZZF
さて、
>>750の意見をよく読むと、巧みに論点がずらされていますね。つまり、
>日本という国が、他の国を戦場とし、それ以上に他国の国民を 苦しめた
という事実については、誰もこのスレでは争っていないわけです。
争われているのは、次のこと。いくら言ってもわからないようだから、もう1度論点整理しておきますよ:
・ 日本の侵略戦争が悪だったとしても、だから、アメリカの核開発と広島・長崎への実戦核空爆が
正当化されるのか。
・ アメリカが核を実戦使用した意図は、有色人種に対する人体実験であり、また、戦後の世界覇権
を目指したアメリカの軍事力の誇示であった、と考えれば、ますますこの核空爆の正当性は疑念
にさらされるのではないか。
そして、念のため付け加えれば、この背景には、次のような問題がある:
・ 核空爆を行ったアメリカは、侵略国を核爆弾で膺懲する権利を持つほどに正義をはらんだ平和愛
好国家なのか。戦後世界史の中で、アメリカが自ら侵略戦争に手を汚した事例はいくつもある。
ベトナム、アフガニスタン、イラク・・・
・ 英国、オランダ、フランス、ソ連、中国・・は、実はいずれも同じようにアジアで侵略行為を行い、
多数の植民地をつくって、アジア人を搾取してきたという歴史的事実をどう考えるのか。
・ このように考えれば、第2次大戦とは、結局、多数の帝国主義国家(米、英、蘭、仏、ソ連、中、日、
独) 相互の覇権領域ひきなおしという帝国主義戦争なのであって、特定の国(例えば日本)の行為
だけを自虐的・否定的にとらえることは、他の国(例えばアメリカ)の行為を免罪することにつながる。
もっと総体的な歴史観が、中高生に教えられるべきではないのか。
さあ、「反体制」を自称する
>>751さん、争っていないことをさも問題のように書き立てて議論から逃れ
ようとするのではなく、上記の5つの問題にしっかり回答してください。
JGの歴史教育が、議論に耐えるよりロバストな歴史認識の上に立つことを祈念しつつ・・・
9 :
Part 1 767 :2006/03/29(水) 23:29:33 ID:aVX9lZZF
>>761-766 では質問するが、
JG歴史教師?は、
・広島・長崎への核空爆は正当化されえない。
・アメリカは、平和愛好国家ではない。
この2点を認めたわけだ。
すると、核空爆は、平和達成以外の目的でなされたことになる。
当然、広島・長崎におけるこのような ア メ リ カ の核空爆は批判されなければならないと認めたことになるな。
もうひとつ。
第2次大戦中の連合国(米英仏蘭中ソ)も、帝国主義的侵略国家であることをJG歴史教師?ははっきり認めた。
つまり、第2次大戦は、帝国主義列強の覇権領域再分割戦争だったのだ。
すると、帝国主義戦争にたまたま勝利した国が敗北した国を「平和」などという名の下に裁くことがそもそも正当性
をもつかという問題が生ずる。そう、東京裁判の正当性だ。
これは、
>>766のような子供の喧嘩のたとえですむ事柄ではない。戦後日本の歴史認識そのものにかかわる問題だ。
上記2点について、JG歴史教師?の明確な回答を求めたい。
10 :
Part 1 775 :2006/03/29(水) 23:30:31 ID:aVX9lZZF
>>769 >第2次世界大戦が、民主主義国家とファシズム国家の対立の側面があること
ギガワロス
当時の連合軍の自己正当化の論理を、そのまま受け入れてやがる、こいつ。
なら、お聞きしますが、
ベトナムで、インドネシアで、インドで、過酷な植民地支配を行って原住民を抑圧した欧州の列強のどこが、
ラーゲリをシベリアに沢山作って反体制派を次々粛清した国のどこが、
いったい、「民 主 主 義」 なんですか? しっかり説明していただきましょう。
歴史家なのに客観的事実が見えないなんて、哀れすぎ。
で、
>平和愛好国家ではなくても、平和達成の目的で行動することも当然ある
ハァ? だから、アメリカの原爆投下は、平和達成の目的だった?
で、原爆を投下したあと、朝鮮半島で、すぐにまたアメリカは帝国主義に戻った?
そんんアフォな。
こりゃもう、論理破綻で支離滅裂ですな。いくらなんでも、アメリカはお前ほど分裂症的じゃない。
国には政策の連続性というものがあるでしょ。
結局、もっともらしいこと言っているが、自虐史観って、ほとんど連合軍の主張の引き写しね。
で、連合軍を「民主主義国」と弁護しなければいけないわけだから、連合軍が行った覇権行為や侵略行為
をつきつけられると、しどろもどろ。説明できなくなる。
あと、
>中国を帝国主義的侵略国家と認めた
お前が認めなくても、それは事実だよ。嘘だと思ったら、チベット人やウイグル人に聞いてごらんww
11 :
Part 1 790 :2006/03/29(水) 23:31:34 ID:aVX9lZZF
>>786 同感です。
すこしでも教育方針と違うと、すぐ「ネットウヨ」といったレッテルはりで言論封じをしたがる。
JGで高1にやる「ひろしまの旅」というのは、こうでもしないとその教育方針が維持できない行事
なのでしょうか。
しかも、イデオロギー的に偏った行事だと生徒や保護者などから批判されるのを恐れてか、急に
>政府の公式見解と同じような穏健な考え方
だとか言い始めています。
政府の公式見解と同じなのがそんなに大切なら、日の丸・君が代はどうなの?と言いたくなりますが。
被爆者の声を聞くというのが目玉の1つのようですが、この「被爆者」じたい、単なる被爆体験を
語り継ぐという域を超えて、ある特定のイデオロギーを語っているようですね。以前、沖縄のひめゆり
部隊経験者について、A学院で問題になったことがありました。
中学・高校で、ある特定の考えをもつ教師と結びつかないと、生徒に語ると機会を与えてもらえない。
そこで、被爆者も、「要望に答えて」そのような語り口になってくる・・・ ということでしょうか。
いずれにせよ、「ひろしまの旅」は、実施方法にもその基底に流れるイデオロギーにも問題が多すぎ、
すでに賞味期限が切れた行事のように思えてなりません。
12 :
朝まで名無しさん:2006/03/29(水) 23:32:14 ID:aVX9lZZF
eduに、次のような書き込みがありました。
>私はJG生で、原爆についての作文を書きましたが、上の文と同じく、相手だけが悪いのではなく、
>日本にも責任はあった、とういうような内容を書きました。多分ほとんどの生徒がこういう文を
>書いたと思います。
>やはり日本は満州事変や真珠湾戦争など、いろいろ卑怯な事を繰り返していたわけですから一概
>に相手だけが悪いのではない、という事を言いたかったのです。
このような歴史観は、小学生から平均的な日本人が抱く意識でしょうか?
「卑怯な事」というのは、歴史的事実ではなく、そこに価値観・思想が含意されていますね。
「ほとんどの生徒」がこのようなことを書くように、JGの教育の中で洗脳されていった・・・
教育というのは、つくづく恐ろしいものだと思います。
あたかも戦前、多くの生徒が、大日本帝国、大東亜共栄圏万歳と思わされていたのと同じです。
このような教育に対する戦後の反省は、「多様性の尊重」のはずです。
JGで、これはどの程度実践されているのでしょうか。
13 :
2006年女子学院中「社会」第1問問題文(抜粋):2006/03/29(水) 23:33:07 ID:aVX9lZZF
…戦後、日本は唯一の被爆国として平和への取り組みを進め、核兵器廃絶を国際政治の重要なテーマに位置づけてきました。
日本も参加している核不拡散条約(NPT)は、アメリカなど5カ国を「核兵器を持つ国」と決め、それ以外の国に核兵器が広
がらないことを目的としたものです。1995年には、この条約の第1回再検討会議が開かれ、条約の無期限延長が決められました。
昨年のNPT再検討会議では、北朝鮮のNPTからの脱退声明や加盟国であるイランの核疑惑、各の闇市場の広がりなどの新たな問
題点に直面しながら、核不拡散を最優先しようとするアメリカと核軍縮を重視するアジア・アフリカ諸国の対立が表面化しました。…
14 :
【許せません】「お受験」板で、言論抑圧の不当スレ”削除”:2006/03/29(水) 23:45:55 ID:aVX9lZZF
ニュース議論板の参加者の皆さん。
これと同じスレッドを、「お受験」板に立てたところ、このような言論を好まないらしき
人物が別スレを立て、このスレを「ゴミ箱」行きに追い込んでしまいました。
これは、明らかに不当な言論抑圧です。
このようなことを、日本共産党関係者がやっているのだとしたら、絶対に許しがたいことです。
このことも含めて、日本の名門女子校の1つである女子学院の教育のあり方、そして日本共産党
のありかたについて、このニュース議論板で、徹底的に議論しましょう。
15 :
朝まで名無しさん:2006/03/30(木) 11:51:16 ID:PoVgqMdF
>13
日本が平和への取り組みを行い、核廃絶を国際政治の重要なテーマに位置づけたのは事実だろう。
だが、NPTは、そのために効果を挙げているのか?
「核兵器を持つ国」に、核独占を許す不平等名体制ではないかという意見が最近ますます高まって
いるわけだが、それについては全く触れられていない。
アジア・アフリカ諸国は「核軍縮を重視する」などと、簡単に言い切ってしまっていい
のか?
むしろ、今のアジア・アフリカ諸国は、NPT体制で、安保理常任理事国だけが核を持ち、
その他の国が核をもてない不平等な体制を問題にしていて、核保有へのベクトルが高まっているの
ではないか? (例、イラン、北朝鮮など)。
それに対する「核保有国」は、「核不拡散」という美名の下に、グローバルな核覇権を永遠に維持
しようとしている(「アメリカ」だけをこの問題文はとりあげているが、核保有国である中国も同じ)
という構図だ。
まったく、最近の世界情勢をあまり勉強していない、20年位前の問題意識な文章だね。
こんな問題文を勉強させられる小学生や、こういう問題意識の社会科教師に教わる生徒がかわいそう。
参考スレ
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1123263351/ でもよく読んで、しっかり勉強すべき。
16 :
2006年女子学院中「社会」第2問問題文(抜粋):2006/03/31(金) 11:31:21 ID:+JctvRrv
※ 「ひろしまの旅」のテーマでもある、米国による原爆投下の原因について、入試問題が学校の「公式見解」とでもいうべきものを語ってくれています※
… Hは、1941年12月8日ハワイの( )の奇襲攻撃に始まったアメリカとの太平洋戦争が、ポツダム宣言を突きつけられて終わりを告げる直前の日本の戦争指導者達のためらいを諷刺している絵です。
ここに描かれている戦争指導者たちに顔(英語でフェイス)がないのは「体面を守る(セーヴ・フェイス)ためでした。「体面」とは天皇を頂点とする国家体制のことで、彼らにとって、これだけは失いた
くないものだったのです。( )を要求するポツダム宣言は1945年7月26日に出され、「直ちに受け入れなければ、完全な壊滅につながるだけだ」という警告があったにもかかわらず、「体面」にこだ
わって受け入れを引き伸ばしている間に、広島・長崎に原子爆弾が投下されました。一般の市民と、植民地から連行された人々や捕虜を含め、数十万人が生命を落とし、生き残った人々も60年を過ぎてもなお、
「被爆」の形で戦争指導者達のこのときの「体面」のつけを負わされています。
17 :
朝まで名無しさん:2006/04/02(日) 22:08:49 ID:xLw+EsNO
>>16 日本が「国体護持」にこだわったから原爆を落とされたという主張。
戦後世界で軍事覇権をめざしていたアメリカ帝国主義の意図は、全く無視。
ある特定の事実だけをゆがめて一面的に強調し、それがすべてだと生徒や受験生に思わせる。
自虐史観的レトリックの典型だね。
こんな試験問題で受験勉強させられる小学生がかわいそう。
誤爆しました。すみません。