http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060302-00000111-yom-pol 民主国対委員長に渡部恒三・元衆院副議長
民主党の前原代表は2日、「送金指示メール」問題で引責辞任した野田佳彦国会対策委員長の後任に、渡部恒三・元衆院副議長(73)を充てる人事を決め、同日夜の臨時役員会で了承された。3日の両院議員総会で正式決定する。
民主党は、自民、旧新進の両党で国対委員長を経験した長老を起用するという異例の人事で、前原氏の党内基盤を固め、党の立て直しを図る考えだ。
前原氏は2日、渡部氏について「党を挙げて難局を乗り切り、反転攻勢に出るには、経験と知識が必要だ。うってつけの方にお願いできた」と記者団に強調した。
渡部氏は「民主党は結党以来の危機にひんしている。再生のきっかけになればと思い、老骨にむちを打って引き受けた」と語った。
野田氏の後任人事は、前原氏が打診した菅直人・元代表、高木義明副代表らが相次いで固辞し、難航した。鳩山幹事長は2日午後、渡部氏に直接、就任を要請し、渡部氏は鳩山氏の辞意撤回を条件に受け入れた。
藤村修国対委員長代理の後任には、川端達夫・前幹事長と平野博文・党総合調整局長の2人が決まった。
(読売新聞) - 3月2日20時47分