【サブカル叩き報道被害】表現の自由は誰のモノ【大谷昭宏part37】

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借りて来た。

「サイバラ式」(角川書店)平成12年発行
(平成7年9月 白夜書房より単行本として刊行されたものの文庫化)

(対談形式なので西原の発言と思われるものを「」
 対談相手の銀角の発言と思われるものを『』で表記
 地の文も銀角が書いている扱いと思われる。
 本文中は共に「」)
(同書P38〜)

漫画家になる方法

『漫画家になりたい人って、いまいっぱいいるよね。西原さんは漫画家になるため
に、何か特別なことでもしたの? 漫画家志望の人は気になると思うんだけど』
「あ、そう」
『あ、そうじゃなくてさ』
「あたしなんかまだ駆け出しだから、どうすれば漫画家になれるかなんて分かんな
い。それに、自分がいつ坂道を転げ落ちるかもしれないから、人のことを考える余
裕なんてないっつーの」
『ずいぶん冷たいじゃない』
「あたしは漫画オタクに厳しいの。師匠、晴海のなんとか展示場って知ってる?」
『モーターショーとかやってる大きなドームのことかな』
「うん、あの大っきなドームが、一年に一回すごく臭くなるんだってば」
『?』
 ぼくは知ってる。こういう時のサイバラは、だいたい差別発言がセットになって
続きます。臭いってのは彼女の場合、差別発言の信用できるリーチ目なのだ。

(引用続きます)