もうテレビを捨てませんか6台目

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記者クラブとは、庁舎内のクラブで単なるプレスリリースを横並びに受け取るシステムだけを指すのではない。
クラブ外の夜回りなども含め、クラブの内外で取材対象(官界や政界、財界)にこうして無意識のうち
に取り込まれていくシステムの総体を指す。だからこそ根深いのである。

ただ現実問題として、全くのフリーで取材するのは難しいだろうな。この魚住さんみたいに、社員記者経験が
ありノウハウやコネがあったり、何らかの形でどこかの媒体を後ろ盾にしないと難しいだろう。
JANJANやライブドア・ニュースの市民記者にせよ、既存情報や発表資料を基にしたクリティークやレジェメ的な記事が多く、
完全なオリジナル取材はどれだけあることだろうか? 
(ただ逆に言えば、そうしたリアルやネット上で誰でも入手できる情報を使うだけでも、
 ある程度は個々人が情報リテラシーを行うことは可能だ、ということでもあるが)
618597:2005/09/17(土) 01:44:51 ID:CZzjRx5H
ちなみに、既存ジャーナリズムとネットのような参加型ジャーナリズムの役割分担については、ここが参考になる。こんな
論評まで載っているのが、ライブドアの意外な懐の深さであろうか(何も考えてないだけかもしれないが)
ttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1394416/detail
「PJはホリエモンに殺された!?」

>ジャーナリスト森健さんの著書『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?』の中に、
>ブログはジャーナリズムを「殺す」のか?という興味深い章がある。ブログはマスメディアなみに世の中を動かす事態にもなっている、
>とその影響力の広がりを認める一方で、既存メディアと参加型ジャーナリズムには役割の違いがあり、
>参加型ジャーナリズムには既存メディアに対する監視機能が期待される、としている。

>しかし、その期待の裏に潜む問題点を森さんは指摘する。情報発信の「コスト」と「責任」は誰が負うのか?という問題だ。
>伝えた記者には責任が生じる。誤報を避けるための、裏取り取材にかかるコストは誰が負担するのか、
>この問題が解決されておらず、議論が必要だ、と章をまとめる。