>>566 非訓令的職務命令が違憲・違法の場合は服従義務がなくなるということ。
非訓令的というのは、職務命令がもっぱら公務員自身に関する規律として
なされる場合。職務命令の結果としてなされる行政作用の相手方がいない
から、当該職員以外にその適法性をチェックできる人がいない。
この場合は、職務命令不服従による懲戒処分の取り消しを求める訴訟で
職務命令が違法だと主張できる。もちろんその前提として、職務命令の根拠
となった法令、訓令・通達の違法性も主張できる。
訓令的というのは、行政組織間の指揮監督権としてなされる場合。この場合
には、公務員は適法性審査権をもたないから、職務命令不服従による懲戒
処分の取り消しを請求する訴訟でも、職務命令の違法性を主張できない。
職務命令の結果としてなされる行政作用の相手方が、処分の適法性を争う
ことによって法治主義の是正を求めることができるからである。
そういうことなんですが、
> 書き逃げだったのか返答はなかった。
昨日は急用でレス直後に机を離れざるを得なかった。しかし、2ちゃんねるで
こんなことを書いても不毛じゃないかという気がしてきたので、その後のフォロー
はしませんでした。