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問題は全く解決していません。
既に私も、満七四歳になりました。これまで多くの同志が無念の思いの
まま世を去っていきました。今の日本政府、三菱重工の態度を見ています
と、私たち当事者か全てただ死に絶えることをひたすら待っているように
思います。
しかし、私たちは、このままの思いで諦めることはできません。残された
道は、日本の裁判所による公正な判断を求める以外に方法はありません。
私たちの一生は、日本政府と三菱重工のために台無しにされました。
このことについて、日本政府と三菱重工が未だに全く何の責任も取って
いないことか許されるとすれば、この世に道義はないと思います。
一九九七年五月一七日
大坂市北区西天満四丁目六番一二号
サン・アロービル四階
弁護士 在 間 秀 和