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また、経済生活の上でも大きな制約を受けていました。
まず、私たちが苦労して作った米や麦はまず地主にその半分を年貢として
おさめなけれなりませんが、そのあと残りの多くの穀物を面事務所に
供出させられていました。そしてその供出した米等の買い上げ価額も
通常の価額よりも非常に安い価額でした。また牛も供出の対象とされ、
割り当てられた頭数の牛を面事務所にわずかの対価で供出させられました。
その牛も雌牛の良質な牛を求められ、割り当てられた数の牛かいなければ
買ってでも供出しなければならず、そのときは高い金で牛を買って、
ごく安い金で供出に出さな ければなりませんでした